あらすじ
10歳の男の子が書いた自己啓発本!
ある日のこと、本を書きたいと思い立った、
当時9歳の男の子、中島芭旺(なかしま・ばお)くん。
バオくんはお母さんのフェイスブックアカウントを勝手に使って、
出版社の編集者に「僕の経験を本にしたいんです」と
メッセージを送りました。
突然、メッセージを受けとった編集者はびっくりしましたが、
とりあえずバオくんと会ってみることにしました。
話を聞いてみると、小学校には通っていなくて、
読んで「おもしろい!」と思った本の著者の講演会に
ひとりで出かけていって、自分で勉強しているのだとか。
「どんな本を書きたいの?」とたずねても
あたりまえのことですが、
具体的なイメージがあるわけではありません。
そこで、編集者はバオくんに宿題を出しました。
「なんでもいいから、思いついた文章を僕に送ってみてくれる?」
笑顔で「はい!」と元気よく答えたバオくん。
さっそくその日から「文章」が送られてきました。
そうやって始まった、バオくんと編集者の
メッセージとメールのやりとりから、この本は生まれました。
10歳の子供にしか書けない言葉。
10歳の子供とは思えない言葉。
そんなまっすぐで、時に深くて含蓄のある言葉が、
ページをめくるたびに胸に飛びこんできます。
どうか、みなさんが、たくさんの気づきを得られますように。
感情タグBEST3
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いわゆる「ギフテッド」の少年の物語。
本人の心は友達と一緒にいたい。それなのに、頭が言うことを聞かない。
心とは何なのか、知能とはなんなのか。同じ脳が作り出す混沌の中で、孤独を選ばざるを得なかった可哀想な少年。
けれど、母親は彼を寵愛することはなかった。甘やかさず、才能を尊重して、普通の子供と同じように叱り、言葉を覚えさせた。
近年、「ギフテッド」と「発達障害」の区別がつかない人が増えた。診断をする心療内科が「障害です」と言うか言わないかで、子供の将来が決まってしまう、面倒くさい世の中になってしまったと思う。
知能指数の総合評価で、才能があるのかは決まらない。才能と知能は関係がないからだ。つまり、「ギフテッド」と「発達障害」は、言葉を異にするだけで、生活に支障を来たすという部分で大差がないのだ。
親としては自分の子供は特別であってほしいと願う気持ちは分からなくもない。けれど、子供を救うのはいつだって家族であるということを忘れないでほしい。
子供に大人の願いを押しつけることと、彼ら彼女らを信じて手を差し伸べることとは、まったく異なるということを、改めて気付かされました。
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10歳でここまでとは。現在12歳の僕でも、感心する。
僕の偏見だけれど、大人でもこれほど、物事を深く考えられる人はなかなかいないと思う。
大人になったとき、どれほど成長しているのか楽しみだ。
僕も負けないように頑張らないと!
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あるレストランの待合室に置いてあって、その時に手に取った本。
自分に自信がない、何かあると自分のせいにしてしまう癖のある私にとって、本の中の言葉はとても優しく心に響くものだった。
すごい!
ずっと気になってました。
色んな人のブログを読んで、何となく、
分かった気持ちになってましたが、
分かってなかったー!!
読んで良かったー!!、です。
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すごく深い。あの年齢であの言葉を言えるなんて。彼の凄さを感じるとき、彼のご両親の凄さを感じた。
なんども読み直したいし、なんど読んでも涙が止まらない。
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自分を大切にしよう。
話はそれからだ。
好きです(*^^*)次回作も期待!
と思ったらツイッターのアカウント
消えてたのはなぜだろう...
大人の事情?
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僅か10歳の男の子による、
彼のための純粋で力強いメッセージ集。
親の2度の離婚、学校でのいじめ、転校、不登校、
このような経験を通しても、
彼の言葉は明るく、活力に満ち溢れている。
むしろ、このような経験が、
彼に生きることの意味を強く意識させたのだろうか。
内容もさることながら、執筆に至る経緯もすごい。
お母さんのフェイスブックアカウントを勝手に使い、
出版社の編集長へ直接メッセージを送ったという。
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小学校に行かないで自宅学習をしながら、
好きな人に会いにいって好きな人から学ぶ、
学びたい事を学ぶ、ワクワク優先で学ぶ をやっています。
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自己紹介からインパクト絶大。
誰かが聞いたら、わがままだと感じるかもしれない。
ちゃんと学校に行きなさいと言うかもしれない。
しかし、そこにはしっかりと回答もある。
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わがまま言うなっていうのは
他人になれって言っているようなもの。
他人になれば自分はなくなる。
他人の状態で伸ばしていくってどういうことなの?
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いつか自分が親になったら、
子供の、自分が好きなことをやる勇気 を
伸ばしてあげられる親になれたらいいなと思った。
もちろん、礼儀 マナー 同調の必要性 を説いた上で だ。
Posted by ブクログ
著者はなんと当時若干10歳の男の子。
最初はこれ、大人がかなりの部分を加筆修正したものだと思い、だとしたら嫌な本、くらいに思ってしまったのですが
それって単なる自分の中での「子供像」をつくりあげているに過ぎず、良くないことだと思い直しました。
そして編集者のあとがきに、実際に誤字脱字などの修正をしただけで、加筆などの手は一切加えていないとありました。
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10歳の子が書く文章とは思えないほど哲学的で、ハッとさせられることがたくさん書いてあるけど
これはこの子がものすごく苦労して
そしてママと一緒に切り開いてきた言葉たちなのでしょう。
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子を持つ母親としても、勇気が湧く本。
不登校であれ、何かの枠組みに子供達をはめる必要はまったくない。
時として大人よりシビアな子供達の世界。今はSNSも発展して、大人の想像もつかないような辛い現実もあるのでしょう。
いろんな道があるよと手を差し伸べてあげるのも親の仕事だと思います。
どんな生き方もアリ、と思わせてくれる本。
Posted by ブクログ
通学することをやめ、自宅学習やセミナーで学習することを選択した10歳の少年が綴った言葉。
正直に生きる。
自分らしく生きる。
好きなことをする。
勇気を出す。
しがらみの中でずっと生きてきた大人にはは「はい、そうですか」と生き方を変えることは難しいが、世の中、難しく考えすぎているかもしれない。
10歳の子どもが綴った言葉とは思えないほどの真理。
Posted by ブクログ
この本を書いた当時9歳から10歳。
出版社の編集者のフェイスブックに、コメントを載せたのが始まり。始めは、それほど本気で、交流が始まったわけではなかったようだが、そこに載せる言葉のみずみずしさや、深さを知り、ぜひ本に、、と。
本人は学校へ行かないと選択したその当時の自分を、将来の自分や家族にの、未来への手紙のような感覚で本にしたかったそうだ。
もともと、主張がはっきりしてたバオくん。転校してからは馴染めず、いじめが始まってしまった。
自宅学習にすると決め、聞きたいこと、知りたいことはどこへでも行ってバオ君は学ぶ。
たった9歳でこんなに深く考えられるんだ、、という驚き。
バオ君の詩
世界は自分が創っている。
一度笑顔になればそれは永遠に続く。
気付くだけ。
自分が創っているという事に気付くだけ。
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見てる知ってる考えてる 中島芭旺 サンマーク出版
哲学的な自己啓発本と言われる
10才の子がブログで書いた詩
確かに言葉も文書的だったりして
その中途半端さが面白く
これから思春期を向かえて
競争社会の価値観の中で自分をどう育てて行けるか
そこにこの子の勇気を注いで行けるか
未来は未定である
自分で出版社に電話を掛けて交渉したと言うが
適切な選択には何らかの大人の関与があったのだろう
それにしてもナカナカの内容だ
中でも一つ良いな〜と思えるのが
56ページのナンバー45だろうか
知らないことが幸福であるという思いに至る過程を綴ったものだ
むしろ表紙など大人の演出が邪魔しているように思えた
Posted by ブクログ
フツーの子供が、こんなこと言える?っていう言葉がたくさんあった。この子はそれだけ深く考えなきゃいけないほど ツラく悲しい思いを乗り越えてきたんだなと思った。
迷うということは、どちらでもいいということ
悲しい気分になった。
起こった出来事はひとつだけど
その気分は自分の変換機ひとつで
全ての意味が変わってくる。
自分に優しい変換機を使うと
世界が変わる
僕は10歳
これからいくらでも失敗できる
ほんと深い
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大人でも子供でも生きることの重さみたいなものは等しいのかもしれない、みたいなことを、
ぼくは12歳―岡真史詩集 (1976年)
岡真史
を読んだときに書いたけど、
現代の10歳はインターネットがひろく普及したいまを生きているってことは、頭の片隅においててもいいかもしれない。インターネットがビフォーアフターだと思う。
岡さんのときは、生きるってことを思ったけど、それは、その本の詩たちは、発表されることを前提としていなかったもの、だったからかもしれない。
中島さんの本を読んだ時は、生きるうえでの闘いは、大人もこどももなく、おなじ。闘うひとと、闘ってないひとが、いるだけだなって、思った。
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芭旺くんが、今を生きて感じて吸収しているたくさんのことが詰まっていた。10歳で物事をこんな風に捉えられるなんて、10年後、20年後はどんな大人になるんだろう。心に元気がない時に読むといいと思う。
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10歳の男の子の格言集。
日本教育、こんくらい大らかでいいと思う。
がっとくるのもあれば、…?というのもあり。
ママがよく出てくるところに、唯一の10歳感を感じました( ´ ▽ ` )
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【ありのままのバオくん】
昨日、バオくんから直接買わせて頂いたご縁から。心屋さんのセミナーでこんまりさんに「今僕は本を書いているんですけど、(中略)僕を見たこんまりさんの第一印象を教えてください」と質問していたバオくんを知っていたので、本が出た時は「本当に実現した…!」と密かにびっくりしていました。
昨日のライブハウスでのバオくん、Facebookでのバオくん。それらの光景を思い出しながら、読みました。
素直さの塊のような、本でした。
この本は、本人を知っているほうが何倍も深みを増す本だと感じます。(どの本でもそうだと思いますが、この本は特に)
すでに知っている言葉でも、
語り部が違うと、心の「響き場所」が違う。
そんな気づきも感じました。
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僕は小さい頃身体を洗ってもらう時感謝する事をママに教えてもらいました。
髪の毛、僕の頭をまもってくれてありがとう。
、、、人が自分の身体に感謝するってこういう事、親や大人が、感謝する事や自分を大切にする事をどんなふうに教え伝えるかってこんな事っていうことを学びました!自分もこう思いたいし、こんな風に伝えていこうと思います。ひとつひとつことばの意味や重みを私自身考えるきっかけになりました。
Posted by ブクログ
本当に10歳が書いたのか。
だとしたら、すごすぎる。
その辺の大人より立派だ。
バオくんがどんな大人になるのか楽しみだ。
自分も負けていられないです。
どこがきっかけで人生が変わるか分からない。
どこにそのきっかけが潜んでいるかも。
だから、そのきっかけを逃さないように、気を抜かず準備している必要がある。
そのチャンスを逃せば、今までのまま。
変わりたいなら、掴み取らないとね。
Posted by ブクログ
一瞬で読み終わりますが内容ははっとさせられる言葉があったりします。どうしたら10歳がこんな言葉かけるのかな?と思うけど実は殆どの子供は同じように感じてるけど言葉に表現できてないだけなのかもしれません。だからこそはっとするのかな?
Posted by ブクログ
読む本が無く、嫁の本棚をのぞいてみると有ったので読んでみる。
10歳の詩人か、ネットではちらっと情報みたことあるなと思いながら読むと、おお、子供すごいなと思う。「今を生きよう」だって。その通り!
この子は特別としても、娘の中にも「独立した人格で考えているのだなぁ」と思うこともあり、表現方法が未熟なだけで同じくらいのこと考えているのかな?とも思う。子供らがもう少し大きくなったら一緒に読んでみるのもいいなと思った。
Posted by ブクログ
10歳の子に負けてしまった。
だってこんなに自分の言葉を持ってないです、私。
ハッとさせられる言葉が多い。
思ってても自分じゃ表現できてないのに、芭旺くんに言われてドキッとする。
どんな人になっていくんだろうな~
Posted by ブクログ
教育現場で働く妻へのホワイトデーのお返しで購入し、自分でも読んでみた。
自己啓発セミナーにも参加する芭旺くん(子ども)の目線で、いろいろな哲学・思考を捉えた言葉にドキッとさせられる。
子どもは素直で大人より大人だ。
・ないものを探して生きるより、あるものに感謝して生きる
・僕が素敵だと思う大人は、自分を生きている。子供みたいに生きている。嫌なことは駄々をこねるように嫌といい、嬉しい時は子供みたいに喜んでいる
・「こわい」とはやりたいということだ
・自分がご機嫌である。それ以外は必要ない
Posted by ブクログ
10歳とかで、こんなことを考えるんだなあ。数年後、モヤモヤを抱え出すであろう子どもたちに向き合う下準備みたいな気持ちで読んでしまったけど、「言葉にできるは武器になる」そのものだ。(別の本タイトルだけど)
Posted by ブクログ
蔦屋書店でまったり読書した1冊
こういう本は読み返さないから、買う程でもないかな~と思いつつ、気になっていたので、本屋で読書。
とても素敵な言葉が並んでいて、勇気づけられもしたし、ここまで文章をかける子供がいることのすごさと、だからこそ背景にある状況が気になったりもした。
素敵な言葉たち↓
・勇気を出した人に世界は優しいし、勇気を出した人の世界は広がる
・先に信頼する。そしたら信頼される人間になる。信頼される人間になっていく。
Posted by ブクログ
あの東大の異才発掘プロジェクトのメンバーだそうだ。
納得。
「僕の最大の長所は、
1人では何も出来ないこと。
それを知っていること。
助けてっていえること。」