あらすじ
「お父さんの子どもの頃って、どんな時代だったの?」15歳の娘の問いを機に、父は自分が育ってきた時代の「歴史」を振り返ることに。あの頃、テレビが家庭の中心だった。親たちは「勉強すれば幸せになれる」と教えていた。宇宙や科学に憧れ、明るい未来を信じて全力疾走していた……。そして、父が出した答えとは。明日へ歩み出す子どもたちへ、切なる願いが込められた希望の物語。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
1963年生まれの主人公が43歳の時に子供の頃の歴史を調べて子供に伝えることで自分の人生を再確認する。大人になって社会とか経済とか文化とかを知ってから自分の子供時代を振り返る。大人の大変さを知ってるからこそ自分の親の苦労もわかる。幸せの形は子供が決める。親は子供に未来を信じさせ、精一杯育てる。未来はどうなるかわからないけど、必ず幸せになる道があるので未来を信じて精一杯生きる。そういうことを再確認させてくれた。今、主人公とほとんど同じ歳。自分の子供時代を調べたくなった。