あらすじ
うぶめに気に入られ、正式に妖怪の子預かり屋となった弥助。妖怪除けの札に悩まされるあかなめの親子や、母を捜す健気な子猫の妖怪りん、千弥を婿にと望む華蛇族のわがままな姫君初音など……。養い親である千弥の助けも借り、弥助は次々とやってくる妖怪達の問題を解決していく。そんなとき、妖怪の子供達が行方不明になるという事件が発生。仲良しの梅の子妖怪梅吉に頼まれ、行方不明の友達を捜しに浅草に行った弥助は、そこで一人の娘に出会った……。妖怪達と少年の交流を描いた、ちょっと怖くて心温まる、お江戸妖怪ファンタジー第2弾。
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Posted by ブクログ
人間のためになっていると言いながら自分の欲にしか興味のない虚丸、妖怪の羽冥までいいように使っているように見える…欲深い人間が一番恐ろしいのかも
おあきちゃんがかわいそうすぎてツラい
久蔵さん、ふらふらしているようでまわりの人のことをよく考えている優しい人なのだな(今回でまた株上げ!)
Posted by ブクログ
妖怪の子預かり屋シリーズ第二弾。
吉原の遊女の三味線に仔猫を会わせにいった話は、
可愛らしかった。
仔猫を手元に置いた遊女が幸せになったのも良かったし。
表題の「うそつきの娘」は、
うそをつけなくなって、
妖と人間の欲望のために殺されていしまい、
かわいそうだった。
弥助の初恋の女の子だったのに。
もう弥助の恋話かぁ?千弥離れなんて早すぎるんじゃないの?とおろおろしていたのですが…。後味は良くない。妖怪より人間の方が残酷だし。今回の恋はこんな結末だったけど、本当にお年頃になったら、千弥はどんな小姑になるのかと思うとちょっと怖いような。