あらすじ
第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、絶対味覚=麒麟の舌を持つ佐々木充。彼はそれを“再現”する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!
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すばらしかった
最後でき過ぎ感が出てしまったけど、たくさんの愛があふれたレシピに涙腺が(笑)
久しぶりに読むのを止められない本に出会いました。
ラストレシピ
最初は話題だからと読み始めたのですが途中からすっかりハマりました。第二次世界大戦前夜の歴史事情が少しわかっていたら余計に面白いかと。
Posted by ブクログ
ミステリー要素は薄めですが、私的には好きな小説でした。
読み始めた時はてっきり、佐々木みつるが大日本帝国食菜全席を作ることがゴールのお話かと思っていましたが着地点は全然予想と違いました笑笑
苦境の中でも、料理というもの愛し、汚さないように奮闘する直太郎が印象的でした。根っからの職人気質だけど、本当は愛に溢れた優しい人なんだろうなと想像します。
料理は愛情を伝える手段であり、誰にとっても平等であることに改めて共感しました。また、私の趣味の音楽にも通ずるところがあると感じました。
最後の料理請負人という職業もとても素敵だなと感じました。もし私が料理を頼むなら、母が作ってくれた煮物かなぁ〜(´-`)
Posted by ブクログ
面白かった...けど、最後の充と幸さんが親子っていうのはいらないかなぁ...
そこまでいかないと、家族のために残した味が引き継がれなくなって、大団円にならないんだろうけど...でも偶然が重なりすぎて、なんか出来すぎな感じがしてしまった。
テレビドラマっぽい。元テレビマンの作品と思えば納得できるか。