あらすじ
1908年、ウイーン。若きテノール歌手・ディミトリは不運な事故に見舞われる。命はとりとめたものの、彼の周辺で不可解な事件が頻発。そして、さらなる悲劇が・・・!?
「失恋ショコラティエ」の水城せとなが描く、華麗なるヴァンパイア達の物語、新装版で登場。
感情タグBEST3
ヴァンパイアもの
ある一人のヴァンパイアの青年を中心に時代を越えてつむがれるほの暗いラブストーリーの第一巻。
物語のはじまりは1908年のオーストリア・ウィーン。
歌手のディミトリは幼馴染・テオドールの婚約者アニエスカの16歳を祝う誕生パーティーで歌を披露していた。
ミラノで公演中だったがサプライズで登場した。
そんなディミトリはアニエスカに密かに想いを寄せているが流浪の民である彼が貴族の婚約者とどうこうなるなんてありえないとあきらめていた。
ある日不慮の事故に遭遇したディミトリは奇跡的に助かるものの、その後自分の身の回りの人間が不可解な死を遂げるという事件が多発していた。
落ち込むディミトリの前に一人の男が現れた。
男の名はマクシミリアン。
彼はディミトリがヴァンパイアになったと告げたのだった。
にわかには信じがたいが辻褄が合う。
人に会うことを控えたディミトリに様子がおかしいと思ったテオドールが訪ねるが口論になりヴァンパイアの力を使って彼を殺してしまう。
それを愛するアニエスカに見られてしまうが彼女はディミトリに乱暴される前に自ら命をたってしまう。
マクシミリアンに彼女を助けるようにお願いするが、助けたもののそれはほぼ人形と変わらないような空虚な生き物だった。
ウィーンで大事を起こしてしまったディミトリはアニエスカを連れてマクシミリアンとともに行方をくらます。
そしてじ舞台は現代の日本に移るのだった……。
物語の序章という感じでこれからどうなるのかわからないけど続きが楽しみ。
無料の2冊を読みました。
面白いです…!!
ウィーンが舞台の中世の部分もあり、東京の渋谷が舞台の現代感もあり、教師と生徒の許されない?恋愛もあり、ヴァンパイアと言っても鬼ではなくて樹で植物という設定、虫は苦手なのですが、絵がキレイで嫌悪感持たずに見れて、ヴァンパイアの4人の影のある意味も気になるし、続きがとっても気になります!
作者目当て。外れるわけがない。欧州から現代日本ファンタジーへ違和感もなく渡り、このような濃くて壮大な設定が大好き。まだまだ始まりな感じで、次巻に続く。ヒロインが状況をすぐに理解して話を運んでて、すごくよかった。
面白い
ヴァンパイアになってしまったディミトリ。
自身の身分では届かない高みを目指すため手段を選ばないのは、ヴァンパイアになっても根本は変わらないなと感じました。
アニエスカ改め梓さんがこれからどうなるのか楽しみです。
世界が素敵
水城先生の中で一番好きな作品です。
絵もすっごく良いし、デザートの絵も本当に
美味しそうに描かれていて女性が好きなものが
全部乗せのような本です。
おもしろい
悲壮感がすごい…
でも続きが気になる…
って感じでどんどん読み進めちゃいました。
一巻は長いプロローグという印象。ここからの展開が楽しみです。
懐かしい
連載開始が10年前と話とは驚きです。当時夢中になってアリスが誰を選ぶのかいろいろ推理をしていました。アリスがなかなかめんどくさい性格でそこは少しイライラしましたが最終的に落ち着くところに落ち着いて満足しました。
独特
吸血鬼のお話が好きで読み始めましたが、独特の世界観にやられました。アブノーマルでなんとも言えないゾクゾク感がありついつい読み進めてしまいました。
せつない
元々吸血鬼ものは好きなジャンルでしたが、この作品は細かい設定が少し変わっていて興味が湧きました。
吸血鬼もの特有の残酷で美しく憂いのある感じはしっかりおさえつつ、ミステリー的な要素もありとても続きが読みたくなりました。
相変わらず絵がとても綺麗でイケメンと美少女もバッチリ登場します。
何となく読んで見たら面白かったです。
テノール歌手だったディミトリが事故にあい、命はとりとめたものの、彼は吸血樹になっていたと言うストーリーです。
Posted by ブクログ
意図してでは無くヴァンパイアになってしまうのも
相手を操れるといっても身を捧げさせる一択なのも
きつい設定だ。
首の痣が薔薇だったり使役出来るのが蜘蛛だったり
というのも、ヴァンパイアが吸血樹
というのがなるほどである。
自暴自棄になる気持ちは分かるが
ただただアニエスカが不憫。
ちょっと...
ちょっとどころじゃなく、私には重くてグロテスクでした(苦笑)。そして切ない。誰にも救いが無いような状態なので好転するのか気になります。