あらすじ
本書は、ロングセラー『身近な雑草の愉快な生きかた』の著者による、読みだしたらとまらない、すごい植物のはなし。植物は当たり前のように私たちの身の周りにありますが、けっして何気なく生えているわけではありません。植物の生態は、私たちが思っているよりもはるかに不思議であり、謎に満ちています。本書は、そんな植物の魅力を解き明かす一冊です。○本書の目次より/木はどこまで大きくなれるのか?/植物のダ・ヴィンチ・コード/花占いの必勝法/花は誰のために咲く/トリケラトプスの衰退と植物の進化/リンゴのヘタはどこにある?/紅葉はなぜ赤くなる?/植物の毒は私たちを魅了する/竹は木か草か?/植物はなぜ緑色をしているのか?/種子のひみつ/カラフルなトウモロコシの謎/台所の植物学/どうしてバナナにタネはないのか?/ねこじゃらしは高性能植物/オスの木とメスの木…
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Posted by ブクログ
これは、私の備忘録として、知らなかった!面白いって思った事を書いたものです。
植物は蒸散(葉っぱの裏から水分を飛ばす)によって、真空を作り出してっぺんまで水を運んでいる
葉っぱの付き方は工夫されている。フィボナッチ数列で最も美しいとされている比率に非常に近い
花占いをするには?
コスモスの花びらは偶数枚→キライから始める
マリーゴールドは13枚で奇数
マーガレットは21枚で奇数
デージーは34枚で偶数(マーガレットに似ているから注意)
花びらの数は栄養や環境によって変化する。
基本奇数枚の花で花占いして、キライとなってしまったら余程脈ナシとなる笑
花びらの数もフィボナッチ数列となっている
植物凄いですね
花は蜂のために花を咲かせる
蜂に蜜を吸わせて受粉する
蜂以外に来てもらわないように、蜜を奥深くに置いておく、頭いいね
私たちが食べているリンゴは、果実の部分ではない
リンゴの果実は普段捨ててしまっている、中心の種の部分である
いちごの果実は、周りについてるつぶつぶ
葉っぱがハート型なのは、面積を確保するため
面積を大きくすると、葉の根元が支えられないので、手前を大きくして奥を小さくする
そうしたら、ハートとなるのだ!
また、ハートにすることで、雨が降った時に茎をつたって根元に水が落ちてくれる、すごいね
紅葉の理由
夏の間に沢山光合成をして、アントシアニンを作る
アントシアニンとは、水不足や気温の変化によるストレス等を軽減してくれる
秋になって、日光が減り葉緑体が減ってきいます。
そうすると赤い色素のアントシアニンが残り紅葉となる
アントシアニンは、目薬等に使われる
また、抗菌活性や抗酸化昨日もある
松はめでたい
いつも緑の常緑樹だから
トマトは、学術的には果物で、法的には野菜とされた(アメリカで裁判した)
バナナは、木ではなく草
木は茎が固く木化したものを言う
草はしなやか
竹はどっち??専門家でも意見が別れるらしい
木か草かは、人間が都合よく区別しているだけである
人間は46の染色体があり、2本で1対になっているので23対の染色体で生きるための情報が全て含まれている
このまとまりのことを、遺伝子(gene)とすべて(ome)でゲノムと言う
玉ねぎのアリシンという物質が涙を誘発する
アリシンは熱に弱いので、電子レンジで加熱してから切るとおすすめ
また、横に切ると細胞が壊れてアリシンが出やすいので、縦に切るといいかも!
猫じゃらしの正式名称は、エノコログサ
キュウイフルーツの木には、オスとメスがある
イチョウにもオスメスあり、道端に植えられているのは、オスのものが多い
木は、幹の中心の部分の細胞は生きているが、外の幹の細胞は死んでいる
中心の幹には、抗菌物質が蓄えられている
Posted by ブクログ
自然界では何が起こるかわからない。どんなに条件が整っても一斉には芽を出さない。もし一斉に芽をだして、何か災害が起こったとしたらその植物の集団は全滅してしまう。そのため早く芽をだすものがあったりのんびり屋もいたり、どれか生き残る仕組みになっているというのは明らかに個で生きず集団で周りの空気を読みながら共存しているようにしか思えない。環境に適応するように進化するために、周りの空気を読むのかもしれない。臨機応変で自由な植物ほど生存、繁殖していけるのでは?と思いました。