あらすじ
――「リーダーは責任が重いから、サブリーダーになりたい」では、失格。責任をとれるのが、参謀だ。ナンバー2というポジションは従来「トップほど責任とりたくないが平社員よりも地位もお金も欲しい」人が居座りたいものでした。ナンバー2というものの認識が明らかに間違っているのです。ナンバー2とは、トップと現場をつなぎ合わせる橋渡し役であり、教育係であり、ファシリテーターであり、時にはトップと共に、または部下と共に覚悟を共有して仕事を進める重要なポジションなのです。それはトップに次ぐ地位や平社員よりも偉いといった序列の問題ではありません。“ナンバー2”という役割なのです。この本は、以下の方向けに書きました。1.一流のナンバー2になりたい人。2.一流のナンバー2を育てたい人。3.自分がリーダー向きなのか、ナンバー2向きなのか、わからない人。認識を改め、会社の重要な役割としての“ナンバー2”を育て、実務に活かしていくための心構えや立ち居振る舞い方が62の具体例にまとめられた1冊。トップ論を語ることの多かった著者が、初めて説く“ナンバー2”論です。●リスクをとろう。●人気より、人望を持とう。●覚悟を共有しよう。●慣習にとらわれない。●仲がいいことを目的にしない。●技術より、コミュニケーション力をつけよう。●部下に憧れられる存在になろう。●損な役を引き受けよう。●混沌を恐れない。●若手育成を通して、自分が学ぼう。●何があっても、切り捨てない。●部下の努力をムダにしない。●最初にアイデアを言おう。......など
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Posted by ブクログ
ナンバー2
「責任は取りたくないが、イチメンバーでは嫌でナンバー2を選択」の言葉にはドキッとさせられる(そう思っているかも)まあ、ナンバー2と言うだけでなく、中間管理職的位置での必要スキル指南書。
何気なく読み始めるが、学びになること多し。
【学】
二流は混沌を恐れる、一流は混沌を恐れない
エラーには「違反」「計画ミス」「行動ミス」の3つがある
年上の部下には、スキルで負けて、マインド(覚悟)で勝つ
トータルの長期的な利益を考えて、みんなが継続的にハッピーになれることを考えるのがナンバー2の役割
曖昧な指示がミスを招く
倒れている人がいる場合「誰か119番に通報して下さい」ではなく、「あなた119番に通報して下さい」にする
細かい役職を作る。「自分は○○の担当」と言う役割をもらうとモチベーションが上がる
Posted by ブクログ
・エラーには「違反」「計画ミス」「行動ミス」がある。この分類を間違えると正しい対応策は立てられない。
・信用せず信頼する
・矛盾があることで新しいものが生まれる。