【感想・ネタバレ】廻り道 手蹟指南所「薫風堂」のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年03月28日

徳島市生まれで「軍鶏侍シリーズ」、「よろず相談屋繁盛記シリーズ」の作者 野口卓の寺子屋を描いたシリーズ

手蹟指南所「薫風堂」シリーズ第5巻完結版である。


ある旗本が行儀見習いで奉公していた商家の娘を孕ませ、

家の外に出して、実家には男と奔走したと嘘を言い

男児を出産させ、長らく、嫡子が何か...続きを読むあった場合のために

中間夫婦に育てられた。

そんな嘘に包まれた雁屋直春は、中間夫婦に育てられ、

優しく賢く勇気のある男に成長。
たまたま辻斬りにあった老人を救うことになるが、

その縁で手習い所を引き継ぐことに。


数々の事件や、実の親である旗本の出世のための縁談など、

次々と望まぬことに巻き込まれるのであるが、

本来持つ真面目さで乗り切る。

教育とは、人を育てるとは、何かと考えさせられもするテーマが、主軸となりながらも、ストーリーは面白みが満載で気持ちよく読み進められる。

そんなシリーズ最後の巻は、ハッピーエンドの大円団。
手習い所をめぐる登場人物や子供達のキャラクターも

生き生きと描かれ魅力的な物語だ。

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