【感想・ネタバレ】病める狐 下のレビュー

あらすじ

ドーセットの寒村、シェンステッドのいちばん長い日――2001年12月26日はゆっくりと過ぎていく。奇縁の導きにより村を訪れた女性軍人ナンシーは、自らに迫る危機をまだ知らない。すべてを操るのは、音もなく村のあちこちに出没する謎の男フォックス・イーヴル。移動生活者(トラヴェラー)を率いる彼の正体は何者で、何が狙いなのか。村の名家、ロキャー‐フォックス家の老婦人エイルサの死を中心に広がったさまざまな事件の環は、居合わせた人々を巻きこみ、いま静かに閉じようとしていた。二度目のCWA最優秀長編賞を受賞した、ウォルターズ会心の傑作。/解説=中辻理夫

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めは何もかもがてんでバラバラな感じで、正直これはだめかもと、あきらめかけた。でもやはりミネット・ウォルターズでした。だんだんと組み合わさっていき理解が深まってくると今度はグイグイひきこまれる。後半はノンストップな感じで読み切りました。
この方の描く人物が魅力的ですよね。なんと言ってもナンシーですが、最初あんなに印象悪かったマークにしても然り。やな爺さんかと思ってたジェームズにしても然り。そして最後までわからない意外な真相。
充実した読者タイムでした。

0
2018年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(上巻より続く)

とはいえ、
祖母の死や農園を狙う謎も面白かったが、
なにより、事件が解決したその後が良かった。
トラヴェラーのベラ一家が農園に住んで再生させ、
トラヴェラーの子どもが養子にもらわれ、
祖父と孫娘も仲良くなる。

やはりハッピーエンドが重要。

0
2018年05月05日

シリーズ作品レビュー

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