【感想・ネタバレ】pink 新装版のレビュー

あらすじ

岡崎京子のあの名作が、電子版となって登場!
2ヶ月連続(7月末、8月末)リリース。

89年初版の発売と同時に岡崎京子の名を文学界にまで知らしめた、傑作中の傑作を新装版で出版。評論家たちから「マンガは文学になった」と言われ、その完成度の高さが彼女のマンガ界での地位を確立したといっても過言ではない。ふだんはフツーのOLユミちゃんが、密かに自宅でワニを飼い、エサ代のため、自分の好きなものを我慢しないためにホテトル(!)嬢をしている。そこに作家を志しながら義母の愛人をしているハルヲ、義理の妹ケイコ、決して相容れない義母がからむ。リアルなセックス描写を交えながら、お金とは、本当の愛とはを描いた作品。彼女が敬愛するジャン・リュック・ゴダールを思わせるコマ割、真実をつく乾いたセリフと人物描写や時代性が、岡崎京子ならでは。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1990年代。
作者は絵をかくのが好きで、高校時代にエロ雑誌にエロ漫画書いてたって、読んだことある。うろ覚え。
主人公は、ワニとアパートに住むOL。金持ち父と優しい母。優しい母は早世し、金持ち父の愛人が継母。継母は嫌いだが、継母が作るアップルパイと継母の子と好き。お金でこんなキレーなものが買えるなら私は働く、と売春。テキトーに生きて彼女作ってる大学生と出会い恋。大学生、文学賞をとる。幸せの絶頂の彼と彼女。ワニ、継母に殺される。彼女の過去が暴かれる。二人で逃げよう。パパラッチから逃げる途中で交通事故の彼。空港で待つ彼女。永遠の袋小路ファンタジーなんだよな。これが90年代かなぁ。少女漫画でここまでやっちゃうの?の最後の漫画家と思ってる。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

POP?というか本の表紙に書いてあった「マンガは文学になった」って言葉がぴったりな感じ。

最後がちょっと、、、、悲しい。けどそこがいいかも!

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2011年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

二階堂奥歯の推薦図書と思えば容易に想像はつくのだけれど、エッチなシーンも全然感じない、何とも気持ち悪く後味の悪いハードな作品だった。ワニ可愛いのに可哀想。ユミちゃんも可哀想。後味は悪いんだけど、嫌いじゃない。でも、もう一度読むことはないかもな…。

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2013年11月07日

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