【感想・ネタバレ】おかえりの神様のレビュー

あらすじ

就職を機にひとりぼっちで上京した神谷千尋だが、その心は今にも折れそうだった。些細な不幸が積もり積もって、色々なことが空回り。誰かに相談したくても、今は深夜。周りを見回しても知り合いどころか人っこひとりもいない。……でも狸ならいた。寂しさのあまり連れ帰ってしまったその狸、なんと人の言葉を喋りだし、おまけに自分は神様だと言い出して……?? 『お嬢、いかがした? 何事かとそれがしに聞いて欲しそうな顔でござるな』 こうして一日の出来事を神様に聞かせる日課が誕生した。“なんでも話せる相手がいる”、その温かさをあなたにお届けいたします。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

特に何もしない神様がひょこっと恋に悩むひとたちのところに現れ、居座り、何となく進む方向が決まるとすっと出て行く。
神谷と信也の愛されっぷりがなんとも羨ましい限りです。
マヨネーズ狸とチョコ狂いビーバーが可愛すぎます。もふもふしたい。

天野と神谷の二人がうまく結ばれてよかった。みんな幸せそうでほっこりします。

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2021年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神様らしくない神様の様子にほんわかします。
特別な力をつかってかかわったひとを幸せにするのではなく、おしゃべりをして幸せに導くところがすごいです。

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2017年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

奇跡も神通力もないけれど、ただ"そばにいてくれる"。
そんな神様との出会いがおりなす、ほっと優しい物語。

癒しを届ける作品。
神様がいるんだから100人力でしょ、という概念の無い「自分は神様」と名乗るだけの彼ら。ただ人生経験豊富だから1つ1つの言葉に重さがあって思いやりが詰まってる。最初のモテ女(神谷さん)の話から主人公入れ替え制でご都合主義的な内容だったのが少し残念。主人公固定でなんでもない日常メインの方が癒され度としては高いし、人の悪どさも見えてちょっとふわふわと読み進めないところもあった(まぁ死んでるから騙したのか、とは腑に落ちたが)
布袋という苗字に可愛さを感じないのは私だけか。

シリーズたくさんあるけど今回みたいな話の流れなのかな。恋愛以外の内容があるのかしら。

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭はそこまでワクワクする出だしではなかった。
だけど、主人公である神谷の友人の天野と、山の神様の絡みが始まるシーンあたりから面白くて、どこか心温まる感じが心地よかった。
山の神様と川の神様それぞれが人間にちょっとしたヒントを与えて、そこから人間の努力によって物事が進んでいく展開がすごく好きだった。神様が助けすぎないところが良い。
神谷や鳥居、それからコンビニの店員さんまで、それぞれの恋愛模様が描かれていて、それも切なくも面白かった。
ほのぼの系も案外よくて、面白かった。

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2022年09月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

侍言葉を話しマヨネーズをこよなく愛す狸(山の神様)と、花魁言葉でチョコレートが大好きなビーバー(川の神様)が、恋に悩む男女の話を聴いてくれます。

何も考えず頭を空っぽにして、さくさく読め、内容もほっこりとしていて、癒されました。

助言はなくとも誰かに話を聴いてもらうだけでも、悩める時や辛い時には救われるんだな、と改めて思いました。また、「おかえり」という何気ない一言も実はありがたい音葉だということも。

箸を使う狸をみて、疑わない登場人物には疑問を抱いてしまいますが、そこはファンタジーだからと自分を納得のさせることに…。

「甘味の神様」の由利佳さんは、レンちゃんの件について信也さんに嘘をつき続けるのでしょうか。二人が本当に幸せになるために、いつか真実を明かして欲しいと思ってます。

続編も読もうと思います。

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2018年01月29日

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