【感想・ネタバレ】日の鳥 1のレビュー

あらすじ

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こうの史代氏、最新作!! 生きていると、覚えていたい事・忘れてしまいたい事ありますよね?自分の意志とは関係なく、過ぎ去っていく日々は段々と薄れていくもの。しかし、私たちはこの未曾有の東日本大震災を忘れてはなりません。3年が経過した今だからこそ震災関連の書籍を手に取るのに抵抗のある人にも勧めたい心温まる作品です。一人でも多くの方に時を越えて語り継ぐべき震災の現実を、雄鶏と旅をしながら感じていただきたいです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

やっと見つけたこうのさんの「日の鳥」… 大雑把に言ってしまえばスケッチブックなのだがモチーフは震災の爪痕も生々しい頃の東北。
その精緻な描写を見ていると奇しくも同じ時期に「自分の眼で」とオートバイに荷物括り付けて走ったあの日が蘇る。
情け容赦ない瓦礫、打ち上げられた漁船を見た、そして立入禁止区域に入り込み原発の警備員に追い掛けられたことを思い出す。
あまりの衝撃に「がんばろう!」などとは言えなかった気持ちをナビゲーターの雄鶏が代弁する…空が「生きよ」と無責任に言う、ヒト事だから。でもそれを真に受けるかどうかはわたくし達の自由なのだ。。達観

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2017年05月12日

Posted by ブクログ

東日本大震災で傷ついた地を、日の鳥(にわとり)が旅をする物語。
時にユーモラスに、時にせつなく、妻を探す設定だが、各地の被害の様子が優しいタッチで描かれて、何度も繰り返し眺めてしまう。
「この世界の片隅に」が静かな大ヒットになっている作者の作品。
東北を旅する時には、必ず携帯する1冊。

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2017年03月11日

Posted by ブクログ

 東北地方の震災の爪痕が残る場所へ「妻」を探しに行く主人公の雄鶏(?)。
 ユーモラスな絵柄と言葉が作者らしい。
 そして絵な! 何度も見返してしまう。

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2016年07月26日

Posted by ブクログ

主人公が雄鶏さんだからこそ、無銭飲食や無賃乗車ができたり、危険区域にも入れたりと自由に動き回る姿が面白い。
そして、雄鶏さん目線の物語だからこそ、震災の生々しさを感じすぎずに、傷つきすぎずに済んでいる。

ああ、これが人間のお話だったらページをめくる手が止まっていたかもしれない。
未だに直視するのを避けたくなってたと思う。
ひとつ自分の嫌なところを見つけた。

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2025年06月05日

Posted by ブクログ

妻を探す鶏に仮託して、東日本大震災の被災地を訪ねる作者。鶏の目が切れ長で、独特の雰囲気を醸し出す。発災から5ヶ月後の岩手県釜石市と大槌町からこの物語は始まる。絵だけを見れば、何気ない風景だったり、震災遺構になるような津波の爪痕だったり。時々「雄鶏を探せ」みたいに、小さな小さな鶏を描く遊び心が楽しい。

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

妻を探して震災後の東北地方を巡るおんどりさんのスケッチ。
どうして離れ離れに?東北は今どうなっているの?
おんどりさんはいつ妻と会えるんだろうか?少し切ない本です。

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2020年03月09日

Posted by ブクログ

「この世界の~」公開まで、原作は読み返さないわ!と決めていたのですが、こうの熱が高まったため、まだ読んでいないこちらを購入。
自分は当時のことを忘れかけている、と思うし、実際の被害なども理解していない…と思うのですが、だからこそか、じんわり泣けてしまう。思い出させてくれる、忘れないようにしてくれる、その視線がありがたいのかもしれないです。

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2016年10月05日

Posted by ブクログ

突然いなくなってしまった妻を探して旅するニワトリが見た景色。東日本大震災の被災地の、5ヶ月後から二年半後までの姿をボールペンで描いたスケッチ集が、ユーモアとペーソスの溢れる物語になっている。ニワトリの旅はまだ続いているらしい。

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2014年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こうの史代さんのほのぼのとした絵と詩は
震災のあとの町を描いてもほのぼの
震災後5ヶ月の釜石・大槌から
東北の各地をまわり
2年半後の鹿角・盛岡まで
一気に読まないで、
行ったり来たりしながら
ゆっくり読んで見て眺めて感じます

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2014年05月15日

Posted by ブクログ

スケッチ集とも言える。
たぶん写真を撮ってから絵に起こしたんだろうと想像する。
文章も味があるユーモアが感じられる。
震災という喪失感からニワトリが旅をするという設定で何か作者らしい感覚で切り取ってゆく。
この風景の数々から希望は見いだせるのかどうか未知数で、ニワトリが探す妻の鳥とは、いったいなんなんだろうとも思う。

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2014年05月04日

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