あらすじ
――『ドウル』。 それは、パイロットの『超能力』を拡張させ、物理的な戦闘力へと変換する人型機動兵器である。 新米ドウルマスター・早乙女蒼生は地球の貧しい都市機構『オートン』に所属し、姉の朱理と共に横浜ポリス軍と交戦していた。 強力な敵機体から最期の一撃を喰らいかけたその時、蒼生の類い希なるサイキック能力が覚醒、『エクサー』として目覚める。 それを契機に、ドウルの最強最新鋭部隊『ソフィア』へ入隊を果たした蒼生は、宇宙(そら)へと向かう。 そこでは、純白の専用機『ミスティムーン』を駆るエリートドウルマスター・玲音との運命の出会いが待っていた――。 壮大な近未来宇宙を舞台に、少年と少女の『世界』を賭けた闘いが、今始まる。
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Posted by ブクログ
ライトノベルでロボット物が読めるっていうのは嬉しい。
まだ導入部分で世界観や設定の説明が主だったものだけど、そこは流石の作り込みの細かさ。
次巻以降の進展に期待。
ロボット+超能力の組み合わせがどんな結果をもたらすのか。
専用機とか熱いよね!
Posted by ブクログ
同著者の作品『魔法科高校の劣等生』を比較にした感想になるのだが、一先ず、向こうは如何にも俺TUEE系の主人公だがこちらはそうでもない。という感想になる。
こちらの弟を守ろうとして実際にそれが出来る程度には実力を持った姉と、姉に守られてばかりになっている自分へと苛立ちを覚えている弟。という関係性は結構好きだ。心の動きもそこそこ丁寧に書かれており理解しやすい。少なくとも私はそれなりに共感できる。
ネタバレという程ネタバレでもないと思うので普通に書くが、主人公の専用機が出るのは本当に終盤で、むしろライバルとして存在しているであろうもう一人の男主人公の方が遥かに戦っている描写が多い。というか主人公が専用機に乗っても、ライバルキャラの実力が高く、戦い慣れてきてようやく真っ当な戦いが出来る程度に収まり、それこそ俺TUEEと圧倒できるほどの差ではないのには(魔法科高校の劣等生を多少読んでるだけに)謎の感動すら覚えた。
また、台詞ですら改行だらけ(WEB小説としての最適化がなされた書き方のまま)の魔法科と違い、一文一文が長く文章量があるので読みごたえもある。ただ、タイトルに1とあるように完全に(――続く)と言った感じの内容で、これ完全に長い序章のようだ。
そして正直それだけで星を一つ減らしたくなった理由というのがある。それは――本を開き、最初のカラーイラストが終わった後に差し込まれる設定資料。正直うわっ……としか思わなかった。そこを飛ばして普通に読んでも平気だったので、これ可能ならばあとがき前くらいに入れるべきだったのではないだろうか。というより普通に考えてこういうのは、ある程度の専門用語を知っていなければ把握しづらくなる二巻目以降にして欲しかった。正直これのせいで三つにしようか悩んだ。これで分かるだろうが、専門用語の多さと説明文の多さは健在。
とりあえず、……なんだかんだロボットモノというだけで、私はかなり楽しめたので、ロボットモノはもっと増えろと思いました(小並感)。
Posted by ブクログ
新シリーズ開幕。
あとがきにもあるようにライトノベルズでは珍しい、巨大ロボットもの。
世界観や設定の作り込みの細やかさはさすが。
軌道上での方向転換が難しいというのは少々疑問だが。
まだとっかかりで、どういう展開になっていくかわからないけど、続きが楽しみだ。