あらすじ
人口の二割が吸血鬼といわれる大弐本帝國。伯爵令嬢・藤ノ宮乙葉も実は真性の吸血鬼なのだが、秘密にして学校に通っている。だが理科教師の深谷欧介は、乙葉の正体に気づいている様子。思いがけない方法で接近してきたうえ、乙葉が悩んでいた結婚話を白紙に戻してくれることに……? 雑誌Cobaltで読者アンケート1位獲得、大反響のレトロ風味な学園ラブ・ファンタジー!
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Posted by ブクログ
人口の2割が吸血鬼という大弐本帝國ということでしたけど、大正時代と思って読んでました。お嬢様乙葉が吸血鬼で、先生の欧介の方が人間っていうのは、なんか珍しい設定かなぁって思いました。
九條財閥の御曹司で教師で監察医という欧介に気に入られて、迫られている乙葉ですけど、自分の欧介への気持ちが吸血鬼の血に惹かれているからって、意外と軽くあしらっています。
乙葉の性格も結構好きだし、欧介も飄々としてるけど、乙葉のピンチには必ずかけつけるヒーローだったり、東雲中尉も好みの顔だし、鼻につくところが今のところないです。
まあ、最後は乙葉の正体がみんなにばれるとか、欧介が薬を完成させるとかってとこかなぁとは思いますが、次巻も楽しみにしてます。