あらすじ
「こんなやり方、効率悪くないっすか?」「メールで済ませるのが、どこがいけないんですか?」「他社(よそ)でできることが、なぜ当社(うち)ではダメなんですか?」……そんな「正論」「論理」を駆使する人たちは、なぜ仕事で成果を上げられないのか? 人も仕事も「正論」より「感情」で動く。多くの事例をもとに、できる人・できる職場が大事にしている「場づくり」「関係づくり」の心理学を大公開!
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Posted by ブクログ
日本人は実利より、名誉を優先させ、体面を重んじる。だから、露骨な競争により、勝敗を決し、敗者の体面が汚されるような事態を避け、同調性につながる。
だから、どれだけ正当性があり、実利につながる正論でも体面や名誉を軽んじるものは敬遠、忌避される。
ここが欧米との違いであり、日本人がディベートが苦手な背景である。
つまり。日本人のリーダーは結論を出せる人ではなく、みんなの関係を維持する調整役が求められているのだ。
その価値観の違いを踏まえないと、組織は機能しない。
相手と異なる価値観を持っていることを前提に、声掛けや適度な甘えなどにより、良好な人間関係を築くことが日本的組織においては有用である。