【感想・ネタバレ】気にしすぎ人間へ クヨクヨすることが成長のもとになるのレビュー

あらすじ

ちょっとした失敗でクヨクヨしてしまう…。人から言われた一言を気にし過ぎてしまう…。このように、小さなことを気にしすぎてクヨクヨ悩んでしまうのは、単純にあなたの心が弱いからではありません。脳の働き、過去の経験、親や家族との関係、生活スタイル、生まれもった気質……。さまざまな要因がからまりあって、「気にしすぎ」はつくられるのです。本書では、あなたの心を重くしている原因をひとつひとつ、ひもときながら、「クヨクヨしてしまう心」と向き合う方法をお伝えしていきます。

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Posted by ブクログ

毎日の辛い気持ちに悩み、人と接したくなく臆病になる、いつまでも失敗した過去やトラウマにとらわれてモヤモヤした気持ちを拭い去れないでいる。
そんな人に向けてその原因や対処法をわかりやすく教えてくれている。
私はHSPという言葉を初めて聞いたのだが、HSP気質の人は5人に1人はいるという。
周りの人の感情と自分の感情の境界線を上手く作れないために疲れきってしまうのだ。
著者はその専門医であり、考え方によって自分が救われる方法も書かれている。
この本を読んで少し元気になれそうな気がした。

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2016年02月09日

Posted by ブクログ

長沼先生の開業前最後の著作になるのかな?前半に参考になる部分が多かった。

♧くよくよ悩むことも人を成長させる
♧実際にわからないことを恐れた状態を放置すると、くよくよにつながりがち
♧気にしすぎに関わる思考パターン:①自分のあら探しをする②厳しい理想像③くよくよ思考の結果、極に走る
♧トラウマの再演:自分のショックを受けた経験に近い状況を自分で選ぶこと
♧未完了のストレス反応:おさえこまれたマイナス感情
♧腹側迷走神経が「友好」的な反応を見せることを可能にする
♧脳は、事柄に対して、過去に学習したことから適当な対策を選び、実行する。実行したことが、脳の成長につながる

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2019年10月27日

Posted by ブクログ

私は「クヨクヨ人間」です。そして、ポジティブになるための自己啓発本が苦手。読んでもポジティブになれず逆に落ち込んでしまうのです。ハードルが高すぎて「オリンピックで金メダルを取ってこい」と言われている気分。でも、この本を読んで、目からウロコがごっそり落ちました。「クヨクヨ」してもいいのです。丁寧に「クヨクヨの原因は何か」と根っこの部分から解説してあるのです。「クヨクヨ人間」が生きやすくなるための「気づき、認め、許す」方法も、ごく簡単。心にスッと入ってきます。私にとって、お守りのような一冊に出合えました。

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2016年11月27日

Posted by ブクログ

HSP臨床医の著者が執筆した「考えすぎ人間」への指南本。

今でこそ「HSP」「繊細さん」という言葉がちらほら聞こえてくるようになりましたが、HSP提唱者のエレイン・アーロンが「HSP」という理論を発表したのが1996年。
「繊細さん」という名称でHSPを世に広めた、武田友紀さんの著作『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本 』が2018年出版。
著者は(巻末にあるように)2000年からHSPに着目しており、「繊細さん」という言葉が世に定着する前から研究をしておられる方のようです。

本書はHSPだけに的を絞らずに、クヨクヨ悩んでしまう人たち全般に向けて「考えすぎ人間」という括りを用いて「こういう風なことが原因ですよ」「こうしたら考えすぎも強みにできますよ」と背中を押してくれる内容です。
(「考えすぎ人間」の中には、HSP、内向型思考の人、愛着障害を持つ人、トラウマのある人、自律神経が乱れている人、などがあてはまるようです)

特に「クヨクヨ悩んでしまう自分を受け入れること」「インナーチャイルドを癒す」「ホ・オポノポノ」「ブレイクスルー思考」「行動を伴えば考えすぎは強みになる」といったような、一般的に励ましの言葉として用いられるような薄っぺらい根性論でもなく、「そうだよね、わかるわかる」だけに内容が始終する慰めでもなく、実用的でロジックもきちんとした(臨床経験に裏付けされた)内容が纏められていて、ためになりました。

自身がHSPかも? と考えているのでさまざまな本にあたっているのですが、この本で初めて得られた知識があり、考え方がありました。
HSPだけでなく、「考えすぎ」で悩んでいる方に一読いただきたい本です。

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2022年04月04日

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