あらすじ
ギリシア・ローマ古典学の教授宮沢明は数年前に交通事故で妻を失っているが、避暑地で会った知的な和泉聡子に強くひかれ、二人は美しく愛しあっている。そして、現役を退いた老カップルやユニークな学生ペアのそれぞれの愛のかたち……。21世紀に入って10年がすぎた夏の日の避暑地=半島の海辺にある別荘に集う数組の男女の、優雅な〈饗宴=シュンポシオン〉と〈愛=エロス〉の時間を描く長編恋愛小説。
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Posted by ブクログ
1985年。桂子さんシリーズ。再読。
元首相の入江さん。の横にいるのは桂子さん。祖母になった桂子さん。だから、、、2030年くらい?
ソ連と戦争しそうな日本。おそらく三浦半島あたりの旅館にやってきた耕一さんと後妻の子の明さん。妻に死に別れ、桂子さんの孫の聡子さん(智子さんの娘)と恋仲に。その旅館、入江さんが買い取ったものだが、普通に泊まれる。明さんの妹夫妻(雅子さん)、死に別れた妻(なほ子)の妹かをり、ゆき子、最後に加わった異例の経歴の増田くんが、ひと夏を一緒に過ごし、語らう。
何が事件が起こるわけでもなく、海行ったり、猿島行ったり、飲み屋で飲んだり。シンポジウムは勘弁だけど、シュンポシオンは大歓迎よって。そして、みんな倉橋由美子ワールドの住人。
そろそろ夏も終わるから東京に戻ろうか。という時に東京で大震災が起きた模様。入江さんは東京へ。で終わる。