【感想・ネタバレ】傀儡のレビュー

あらすじ

鎌倉中期、執権・北条時頼が権力を振るう頃。仲間たちと唄や踊りの芸を売って自由に生きる傀儡女・叉香は、復讐のために鎌倉を目指す武士や、武士に家族を殺された瀕死の女、信仰の本質を追い求める西域から来た僧らと出会う。全く異なる境遇で生きる四人の男女の運命が、鎌倉で交錯する。仏教と武士道が権力と結びつき、大きな流れを形成していった歴史の分岐点を舞台に描かれる渾身の歴史長篇。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

小さい妖精みたいなものが現れるっていうのは、本当に良い芸を実際によく観ているからこその表現だと思う。まあその点も含めラストに関してももっと巧く描いてくれないと、良い芸に妖精が現れるというエピソードが陳腐になってしまうことが個人的には残念。全体に流れる雰囲気は基本的に好きだし4.5の高評価にしたい。

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2012年10月30日

Posted by ブクログ

北条氏の専制体制を確立した宝治の乱を起点に、平安時代中期以降に流行した今様、傀儡、鎌倉時代に始まった踊念仏などを取り入れ、タクマラカン砂漠に故郷がある宋の禅僧の目で当時の日本の状況を描いた物語

鎌倉中期の武士による政治に代わろうとしている状況を背景に
信仰に生きる人と市井に生きる人々、信仰の本質を問いかける作品

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2012年09月29日

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