【感想・ネタバレ】ビッグ・ノーウェア(下)のレビュー

あらすじ

残虐な殺人者と共振するように事件に没入するアップショー。その粘りを買って、コンシディーンは彼をアカ狩り捜査班に加える。だがアップショーの執念の捜査が二つの事件を結ぶカギを探り当てたとき、闇にひそむ悪辣な罠が動きはじめた――<暗黒のLA四部作>中、もっともヘヴィな余韻を残す現代ノワールの傑作。解説・法月綸太郎

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

「暗黒のLA4部作」の「ブラック・ダリア」に続く2作目。

読み始めは苦戦したものの、途中からどんどん面白くなり、「ブラック・ダリア」を凌ぐ面白さだった。

主人公のうち、ダニー・アップショー、マルコム・コンシディーンの二人がうちに秘める自身の弱さと、それが露呈することへの恐怖感が、特に自分には共感できる部分だった。

そして、チョイ役と思われたバズ・ミークスの漢気(警察などの体制側にはそんな人は出てこない)に涙が出る。生き延びて欲しいと思った。

0
2022年08月22日

「小説」ランキング