あらすじ
(文化庁メディア芸術祭〈第20回〉・マンガ部門・審査委員会推薦作)
医療の現場でふれた、課題と光明。
しかし、取材をすすめれば、取材対象者の見解をすんなり描けない
現実にもぶつかって…
マンガ家は、自分のマンガに揺れ動く…
結局、僕らの“ほんとう”はどこにある?
マンガで進化する、新感覚ドキュメンタリー!!
&ミステリー!?
ついに完結へ!!
マンガがいちばん人に迫るのだ!!!
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Posted by ブクログ
2巻から間を空けたくなくてすぐに読みました。
映画「FAKE」で疑問に思った「音は多少なりとわかるのか」はこの作品でもすんなりとはわからず、さらには描写をきっかけにご夫妻と距離ができてしまったことが明かされびっくりしました。
映画でもかなり繊細というか気難しさが垣間見られたけれど、ピタッと心を閉ざしてしまったのでしょうか…
ゴシップ目的で面白半分にアプローチしたのではなく「聴覚障害」と真摯に向かい合おうとした過程でのアプローチが不調に終わるのは、残念というか淋しいことのように感じます。
ナーバスにならざるを得なかったのだとも思うし、望んでいた方向に作品がおさまらなかったことで絶望したのかもしれないし、あれこれ考えをめぐらせるとキリがないけれど、少なくともこの作品を読んで佐村河内氏へのゴシップ的な見方は完全に変えられた分、もっと色々聴いてみたかったと思いました。
あと、後日取材したという新垣さんのお話もどこかで漫画にしてもらえないだろうか…と思います。