あらすじ
「涙で読めない」と書店員さんの声が続々。
「夜中の3時だった。僕はもう見ていられなかった。
もうこれは無理だ。奈緒の夫として、奈緒はもうこんなに苦しまなくていい。
そして、息子の父親として、ママのこの姿はもう見せたくない。
もう、十分に頑張った。頑張ったから奈緒は・・・
僕は先生を呼んだ」
番組のスタイリストとしてサポートしてくれていた奈緒さんとの結婚から、妊娠中の乳がん発覚、その後の出産、闘病、そして最後の日々までが、悲しみと悔恨を込めて驚くほど克明に記されています。
当たり前の日常が失われていくリアルな記述に「涙で何度も中断した」「自分も妻にちゃんと向き合おうと思った」といった声が数多く寄せられています。
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Posted by ブクログ
しみけんさんと奥さんの付き合い始めから、天国に行かれるまでの戦い。乳がんと出産、子育て。壮絶な毎日をしみけんさんの視点で描かれる。涙なしには読めない。毎日幸せな時間を送れていることに感謝。
Posted by ブクログ
読書記録です。まだの人は読まないでね。
私はテレビをほとんど見ない。だから、著者のこともあまり知らない。この本については、どんな内容かはうっすら知ってたけど、平積みの表紙の写真を見て手に取った。
この写真が撮られた当時の状況を読んで、しばらく読み進めることができなくなってしまった…
男の人のまっすぐな気持ちが時系列でつづられていて、そばで一緒にいるように感じてしまって胸が痛くなる。
著者の「伝えたい」という想いはあっても、幸せなころから厳しい現実を時系列で辿る作業は、かなり辛いものだったはず。どうすれば一番良かったんだろうかと、自分を責めずにはできないことだから。
今しばらく、父子をそっとしておいてあげて欲しいとオバチャンは思います。