あらすじ
世界的な指揮者の父とふたりで暮らす、和音十六歳。そこへ型破りな“新しい母”がやってきて――。親子の葛藤と和解、友情と愛情。そしてある奇跡が起こる……。音楽を通して描く感動物語。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
世界的指揮者の父を持つ高校生の1人娘のもとに、ある日型破りな新しい母がやってくるというストーリー。
母はなぜ家を出て行ったのか、新しい母は何者なのか、辞めてしまった音楽と向き合いながらそれらが明かされていく。
物語を通じて、不器用ながらも、二人の母や友達、父からの愛に心が温かくなる。
いつか来る大切な人との別れに、真正面から向き合う大切さに気づかされた。
Posted by ブクログ
読み始めたら止まらなかった。
温かくて熱くてきれいな物語。
真弓、文斗、朱里と和音の関係性がとても良かった。
反面、自分で選ぶことができないまま始めさせられたチェロに対してどうしてそこまでできるのか…という気持ちも拭えない。
トワを逃がしたこともショックを受けてしまった…
真弓と和音の母親どちらもなかなか擁護できないと思ってしまうのと、和音の父親も最終的には良き父親であったが、やはり幼少期に与えた傷の深さを思うと許しきれないと思ってしまう…
心を動かされたのは確か。
Posted by ブクログ
前半は高校生の友情物語?それに若くてエネルギーに満ちた継母?で、前に進めないでいる主人公を引っ張っていってめでたしめでたし??
なんて勝手に想像して浅くて既視感たっぷりなストーリーかなと期待していなかった
後半はかなり心情的描写も多く物語もスムーズに進む。どこかに引っかかるとしたらここら辺かななんて意地悪く思いながら…
年齢世代的なギャップなのかあまり入り込めなかった。完全に先が読めてしまう展開に少しがっかりした
Posted by ブクログ
物語の背景は、ありふれた家族や生い立ちや才能ではないけど、何重にも重なる物語としてとてもおもしろく読み進めた。
お母さんが進行性の病なのに、和音が16歳まで真実を告げないで…というのは、ちょっと違和感。どんどん機能が落ちていくのに、もう母娘として出会えなくなっちゃうじゃん。物語だから、ギリギリいいタイミングで出会えるけど、現実だったらお母さんがもっと話せる時に会えた方が絶対いいのに…と思った。
Posted by ブクログ
梶ヶ谷和音
子供の頃、泣かないカナリア飼っていた。都立若宮高校一年三組。
時依
和音の母。国立国際藝術大学でチェロを学び、名門のオーケストラ・日本国際交響楽団の主席チェリスト。音楽家として役に立たない手だったので、チェロをあきらめた。二人を残してどこかへ行ってしまう。旧姓小田。
トワ
和音が飼っていたカナリア。
みか
和音の友だち。飼っていたカナリアが卵を産み、一羽を和音がもらった。
梶ヶ谷草一郎
和音の父。日本国際交響楽団のレジデント・コンダクター。退任し、アメリカマサチューセッツ州郊外の町、タングルウッド単身赴く。日本人音楽監督として、ボストン交響楽団に着任。
高里千夏
一年三組の担任。
池山文斗
一年三組。愉快な少年で、クラスでも人気がある。
谷崎朱里
一年三組。口の悪い女子代表。
梶ヶ谷真弓
奏一郎の再婚相手。フリーの音楽ライター。旧姓富塚。日本国際交響楽団の時依の後輩チェリスト。
ユーリ・アブラモヴィッチ
ボストン交響楽団の主席チェリスト。
木内藤三郎
日本のチェロ教育の第一人者。
横内肇
病院の事務局長。
房枝
和音の祖母。
Posted by ブクログ
うーん。拗らせお嬢ちゃんの自分探し、未来探究の物語かね…
長ーい間チェロ演奏から離れてて、そんなにすぐに取り戻せるますかね?いくらサラブレッドでも。
クラスメイト男子も、ピアノで音大目指すってか?
いやあ、音大舐めるなって感じで…
青春小説のカテとして読んだよいのかな?
マハさんは好きですが、本作はどうにも。
Posted by ブクログ
登場人物がみんな優しくてまっすぐでどんどん読んでしまうような内容だった。
後半の桜の情景と和音の演奏の描写がとても綺麗でイメージしやすい素敵な文章だった。
ただ物語としては綺麗すぎた印象がある。真弓さんの母親の件は意外だったが、その他はそうなるだろうな、と言ったような内容。
野暮だけれど突発性難聴も3-4日以内にステロイド服用すれば治るから閉じこもらずに病院いきなよ…と思ってしまった(もちろん描写されていないだけで行って回復の見込みがなかったんだろうけど)