あらすじ
「そう、愛なんてちっぽけな人間には一つしかないんだ。無報酬であげられるものは本当に一つしかないに決まってる。でもそんなこと言い切ったらモテなくなるから言いたくないけど」(本文より)。芸術、友、エロ、青春、尊敬する人、思い出、そして大切な女。すべてに愛を捧げながら生きるみうらじゅん。彼にとっての真実のLOVEが詰まった心ふるえるエッセイ集。
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Posted by ブクログ
みうらじゅんは自分が大好きなのだ。それを全面に語っている。
その貫き通す具合がかっこいい。
学生時代の悩みは、貧乏でも無いし、ある程度欲しいものも買ってもらえるので家出したいけどする理由も無いことだった、というのが印象的。でも敬愛している吉田拓郎の若い頃を真似して家出したそうな。
奇人変人。気持ちがいいです。
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僕は知らなかった。みうらじゅんがこんなにかっこよかったなんて。
格好つけることが格好よくないことくらいうすうすみんな気づいているなんて、僕にはまだいえない。
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恥ずかしくなるほど身近な表現で綴られた、いつもの感じのエッセイ集。思わず笑ってしまうもの、昔を思い出して感傷的になってしまうもの、色々なエピソードあり。
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青春ノイローゼを患ってる人の文章は、他人をも擬似ノイローゼにさせてしまう。
忘れてた、思春期の頃のものの見方を思い出させてくれた。
センチメンタルに浸りたがったり、そういうわざと心に波風を立てようとすることをしなくなった。
あえて遠ざけてた。安穏と生きたいから。
センチメンタルを患って、かつ飄々と生きられるみうらじゅんはやはり憧れの人だ。
両立できる人ならば同道と青春ノイローゼを患えばいい。
それって理想系。
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恋愛に疲れてふと手にしたみうらじゅん。
イントロで目から鱗。
みうらじゅんの印象を「面白いおっさん」から「素敵なおじさま☆」へと変えてくれました。
(本編はやっぱり「面白いおっさん」ですが(笑)
色々と疲れている方には是非手にとって欲しい作品。
Posted by ブクログ
「君が好きでした」
小学校を卒業する時にハガキに書いたラブレターの書き出しが、この文だったそうだ。ハガキって!
1990〜2003年の短いエッセイをまとめた本。エロ、青春、芸術、笑いなど色々な要素があっておもしろい。でもなんとなくセンチメンタルなものが多いかな〜。
見仏記くらいからMJが好きだった。自分な好きなものを、のらりくらりと時に一生懸命伝えようとしていて、おもしろかった。MJのエロはエロスクラップのように、くだらなくておもしろいものが多かったけど、私生活でのリアルなエロのことも書いてるのを読んだ時はちょっとひいた。で、とどめに不倫&子ども→離婚。この本でも、これから本当の恋をしても不倫で片付けられちゃうんだろうなとか書いてますが、本当になっちゃいましたね。なんかさ。この事実から、なんとなくMJの文章にも軽やかさが感じられなくなっちゃったんだよね。
君が好きでした
って思ってしまいました。私も。
Posted by ブクログ
愛すれば愛するほど、その人との別れや、とくに死別なんてことがとっても悲しく思えること。本当なら、テキトーに人を愛し、テキトーに二股も三股もかけていることが自分にとって安全なのに、人はアホゥのように人を愛することを素晴らしく思う。
0602-0612
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「結局、ラブでしょ」天才みうらじゅん、心にしみる珠玉のエッセイ集。
女、エロ、甲子園、旅人、童貞、結婚、爆乳……生きてきた証がほしくて文章を残してきた。そして、エンドレスにボンノウを抱えたまま、さらに僕は書き続ける。普遍のテーマにみうらじゅんが挑む魂のエッセイ。
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くだらない話に挟み込まれた、ちょっと良い話。
全篇愛に溢れています。