【感想・ネタバレ】僕から君へ 羅川真里茂傑作集のレビュー

あらすじ

冬のある日、夏己が死んだ──ひろむは15年前、彼と出会った日のことを思い出す…。24歳で逝った友とのかけがえのない日々を回想する感動作『僕から君へ』他、少年たちの美しく懐かしい田舎での日々を描いた『東京少年物語』、ほろ苦い青春ストーリー『がんばってや』を収録!(『東京少年物語』『がんばってや』はコミックス「東京少年物語」にも収録されています。)

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Posted by ブクログ

神漫画家・羅川真里茂の傑作集。

「赤ちゃんと僕」で大ブレイクした羅川真里茂は
何を書いても泣ける。

傑作集、ということで、
昔の短編をいくつかまとめたものだが、
こういうのはマニアにはありがたい。

昔なのであとがきにあるように絵はアレだが、
この人の、人情を全面に押し出す画風は大好きだ。

表題「僕から君へ」・・・突然逝った悪友を思い返す話
●東京少年物語・・・子供の世界満載
●がんばってや・・・田舎っぺの東京での孤独

この中でも「がんばってや」が秀逸。
私自身、結構な田舎者だか
それでも青森の方言は日本一難解と思われ。
そのコンプレックスたるもの容易に想像はできない。
それだけに泣ける。
とくに最後の3ページは
「この人が漫画家として存在してくれてありがとう」と思うくらい感動してしまうのだが、
私だけだろうか。

1
2009年10月25日

Posted by ブクログ

僕から君へ
東京少年物語
がんばってや

どれもすごーく素敵なお話だったー‼︎
どういうジャンルになるのかな、
ヒューマンドラマ?
僕から君へ
東京少年物語は恋愛がメインではないお話で自分をつくり上げた土台の日々を記録したおはなしというかんじ。
普段漫画ではお目にかかれないようなお話でよかった!

0
2022年08月13日

ネタバレ 購入済み

心に沁み渡る作品

一番印象に残ったのは、「僕から君へ」。
幼少期から端々に描かれる夏己の生きづらさが、彼の器用そうで不器用な生き方が、定められてしまった人生が、ひろむにだけ見せる素顔が、ひたすらに切ない。
ケンカした後公衆電話で夏己が本心を話すシーンと、電車の中でひろむに会いに来たシーンにはもう涙が止まりませんでした。
読み切り一本でこんなにしっかりと心情が描写されるとは、羅川先生はさすがです...。
心の奥底にまで沁み渡る作品です。

#泣ける #切ない #深い

0
2021年05月30日

Posted by ブクログ

疲れた時に読んで欲しい一冊。子供頃の思い出や新しく人間関係を築く姿が初々しい。そして切なくも心温まる物語。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

「地方」がキーワードかな。
どれもよかった。

表題作はもちろん、地方出身者の方言コンプレックスの話がよかったなー。
すっごーく胸に迫るカンジが。

0
2017年03月04日

Posted by ブクログ

夏己の死をやっと実感したときのつとむの
僕はいったい何を失ったんだろう?
という台詞が印象的。
誰かの死って、よっぽど近しくない限り生活を劇的に変えたりしない。けれど胸に穴が空くようなあの感覚は、いったい何なのだろう。

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2016年09月25日

Posted by ブクログ

羅川先生の作品集です。
表題作の「僕から君へ」、「東京少年物語」、「がんばってや」の三作収録です。

主人公ひろむに突然知らされた友人の夏己の死。生前の夏己が自分に充てた手紙を受け取り、帰りの電車の中で夏己との過去を振り返ります。話はたんたんと進んでいきますが、最後に手紙を通して明かされる夏己の思いに胸が切なくなります。

東京少年物語とがんばってやが収録されているコミックを既に持っていたのですが、僕から君へのために買いました。
この作品のためだけに買ったとしても満足の一冊です。

東京少年物語も大好きな作品です。
がんばってやは個人的な感想としては、普通でした(^-^;)

0
2010年01月20日

Posted by ブクログ

羅川さんの田舎3部作が収録されています。
私は「僕から君へ」が大好きです。

失った後に気づく大切な存在について書かれています。
もう、ぐっときました…。涙無しでは読めません。
どうしてこんな表現が出来るのか…。
夜寝る前に読むと切なくてヤバイですよw

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「僕から君へ」や「がんばってや」は好き。
残りの1編は、なんだろう、田舎を賛美しすぎて都会への偏見になってるのが微妙。他がとても素敵なだけに勿体無い。

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2010年09月14日

Posted by ブクログ

羅川さんの漫画の中でも特に好きだった『僕から君へ』の文庫版。コミックス『東京少年物語』の漫画も入ってて、個人的にはかなり読み応えアリだと。心に響く話が詰まってます。
羅川さんにはこういう雰囲気の漫画、もっとたくさん書いて欲しいです!

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2009年10月04日

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