あらすじ
近代の日本建築には、「日本という国への意識」が脈々と流れている。つまり、日本の建築を見れば、「日本的なるものとは何か」というアイデンティティの問いに対峙することにもなる。オリンピック競技場、万博パヴィリオン、国会議事堂、皇居など、海外からの注目も集める国家規模のプロジェクトが計画されるたび、伊勢神宮、桂離宮などの伝統建築が再検討され、議論が重ねられてきた。本書では、建築史・建築批評の第一人者が日本のシンボリックな有名建築をとりあげ、それらの議論を詳細に追う。日本のナショナリズムとモダニズムの相克がいま蘇る!
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Posted by ブクログ
「日本的なるもの」に対する昭和の建築家たちの様々な意見を集約した感じの本。
最後の方にありましたが、「歴史を学ぶのは各時代に何故その様式が生まれたかを知るためである」というのがすごく良かった☆章ごとにある建築物に対する評価がコロコロ変わるのでちょっと専門外の人にとっては分かりにくいところもあったかも??ただ、デザイン的には余り良い評価では無い赤坂離宮に対し、「赤坂離宮は、日本人が外国人に依頼せずとも日本の建築家や美術家が結集したオール・ジャパンで西洋に匹敵する格式が高い建築をつくりだすプロジェクトだった」という記述があり、やっぱり芸術はその作品だけでなく当時の時代背景や歴史がセットで楽しむものだなとしみじみ思いました♪
※もちろん、感性で楽しむ人もたくさん居るとは思います^^;