【感想・ネタバレ】マノン・レスコーのレビュー

あらすじ

自分を死ぬほど愛している純情な貴公子デ・グリュウに、賭博、詐欺などの破廉恥な罪を重ねさせながら、自らは不貞と浪費のかぎりを尽し、しかもなお、汚れを知らぬ少女のように可憐な娼婦マノン。プレヴォーはその美しく多情な姿を創造して、永遠の女性像に新しいタイプを加えた。今日においてもなおみずみずしさを失わない18世紀フランスロマン主義文学の不朽の名作である。

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Posted by ブクログ

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「恋は財宝よりも富裕よりも強い。
しかし、恋はそれらの力を借りる必要がある。」

主人公の理性との葛藤が、相対する親友とキャラを分けて描かれている。
個人的に終わり方にあまりスッキリはしなかったものの、ロマン主義文学の始まりと言われると納得できるように思いますね。

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2022年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

僕は全宇宙が崩壊するのをいても、知らん顔をしていることだろう。なぜだって?彼女以外のものなんてどうだっていいからだ。

バカバカバカ!!!何度そう叫びそうになったことか。愛とは盲目であるとは言うけれど、何度浮気されても、何度親友をだましても、何度牢獄にいれられても、果てには人を殺してまでも貫き通す愛はもはや美談のかけらもない。それにしても親友チベルジュを始め、グリュウ(主人公)の周りにはお人よしのいい奴ばっかが集まっている。だから脱獄もちょちょいのちょいなのだ。「現実はそんなに甘くない」とか「人を殺しといて美談に仕立てて」とか色々不満点があり、椿姫のように心から同情して泣ける物語ではなかった。

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2015年07月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ようやく読み終わった。ページは多くないけれど、続きが気になるようなストーリーではないから。
マノンの視点からの描写が一切ないのが、物足りなかった。浮気するとき、何を考えていたんだろうとか、自分が美しいことに対してどう思っているんだろうとか、マノンの本心が気になった。
フィクションとはいえ、美人の人生がこんなつらいなんて。マノンが男性を翻弄しているように見えて、実は振り回されたのはマノン本人だったように感じる。

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2015年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こちらはフランス文学です~。
まじめな青年が、マノンという女に出会ったために人生を転落していく様を描いたものです。

マノンにあっては引き離されて、大金を持っては全財産失い、、、、の繰り返し。
初めは真面目に読んでたんだけど、この繰り返しでしょ~。
読んでてなんだかコメディー読んでる錯覚に陥ったよ~
もちろん文章も内容も真面目なんだけど、なんかここまでやられると笑うしかない。っていうか、この真面目な話をコメディに作り替えたら結構いけると思うわよ。

ま、最後はちょっと可哀想なんでかなりシリアスなんだけどね~。
でも、これをミステリーにもつくり変えられるよね~。
実は、すべてマノンの仕業だったとか。。。

なんかこの本をこのまま読んでしまうのが惜しい気がしたわ。

そうそう。この本、実は66巻あって、その中から抜粋して、これだけ独立させた本なんだって~。
66巻も読めないよ~。

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2015年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『椿姫』のマルグリットがアルマンとの出会いにより幸せを見出したのに対して、マノンはグリュウを悪徳の世界に引きずり込みました。美しく罪深い女マノンにとって、グリュウとの恋愛に幸福はあったのでしょうか。

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2025年06月29日

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