マノン・レスコー

マノン・レスコー

小説・文芸
572円 (税込)

2pt

自分を死ぬほど愛している純情な貴公子デ・グリュウに、賭博、詐欺などの破廉恥な罪を重ねさせながら、自らは不貞と浪費のかぎりを尽し、しかもなお、汚れを知らぬ少女のように可憐な娼婦マノン。プレヴォーはその美しく多情な姿を創造して、永遠の女性像に新しいタイプを加えた。今日においてもなおみずみずしさを失わない18世紀フランスロマン主義文学の不朽の名作である。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    マノン・レスコー
  • タイトルID
    :
    372233
  • 電子版発売日
    :
    2016年04月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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マノン・レスコー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私が持っている新潮文庫版、同じ青柳瑞穂訳ですが、昭和56年36刷。アベ・プレヴォーって筆名(通り名?)は、Abbe(僧侶) Prevost だったんだ、何も知らずに読んでるものだなぁ、おそろし。男(とその人生)を破滅させる女の代名詞のようなマノン・レスコー(昔むかしのわが国の流行歌の歌詞にもあったような記憶が…)。オペラ「マノン」はプッチーニですね。プッチーニよりもヴェルディのほうが高尚だということになっているから「ヴェルディが好きです」と言ったほうがイタリアでは無難だよ、という話も聞いたことがありますが、私はどちらの音楽も好きです、それぞれに。どっちか選べと迫られたら、プッチーニかも。あの「泣き」のカタルシスが最高です。それで、マノンですが、そういう意味でもプッチーニに相応しい。アベ・プレヴォー自身の経歴が、さらにそれを超えている。同じ(種類の)情熱を有する男性を、何人か知っているつもりです、彼らの人生は破綻してはいないけれど。こんな女、実際には絶対にいないだろう、と、冷静になればそうも思えます。けれどもそういう女性像を描き出した人がいて、そこから何かの感懐を得る人々(男女問わず)がいること、そこにある「真実」が潜んでいるように思われます。

    1
    2011年07月19日

    Posted by ブクログ

    『椿姫』に出てきたから読み始めたが、男性の溺れ堕ち具合が比じゃなかった。人生を捧げてもいいと思える相手に出会ってしまうことは、果たして幸せなか、どうか。。

    「道徳律というものを考えてみるに、それは尊重されていながら、しかも無視されているものであることを知って、われわれは今さらのように驚かされること毎度である。われわれは観念的には良きもの、完全なものを、つねに楽しみながら、いざ実行となると、それはいつも遠いものになってしまうのだから、人間の心は不思議なもので、その原因はどこにあるものやら。」

    0
    2026年03月21日

    Posted by ブクログ

    304P

    アベ・プレヴォー(Abbé Prévost、1697年-1763年)は、フランスの作家で、代表作『マノン・レスコー』(Manon Lescaut)で知られています。本名はアントワーヌ・フランソワ・プレヴォー(Antoine François Prévost)で、「アベ」(僧侶)という呼称は彼が一時期修道士であったことに由来しています。プレヴォーは恋愛と欲望の間で葛藤する人々を描き、道徳や人間の弱さについて深い洞察を与えた作家として評価されています。

    生涯

    プレヴォーは裕福な家庭に生まれ、若い頃から聖職者としての道を歩み始めましたが、修道生活に適応できず、何度も職を変えながら放浪する生活を送りました。その後、軍隊に入隊し、戦争に従軍した経験もあります。しかし、最終的には文学への情熱に駆られ、作家としての道を歩むことを決意します。プレヴォーの作品は当時のフランス社会や道徳観念に挑戦する内容であり、一部は発禁処分にされるなどの影響を受けましたが、彼は物語の執筆を続けました。

    代表作『マノン・レスコー』

    プレヴォーの代表作である『マノン・レスコー』(正式タイトルは『騎士デ・グリューとマノン・レスコーの物語』Histoire du chevalier des Grieux et de Manon Lescaut)は、1731年に発表されました。この作品は、若い騎士デ・グリューと美しい女性マノンとの恋愛を描き、当時のフランス社会に大きな衝撃を与えました。

    あらすじ

    貴族の青年デ・グリューは、魅惑的な女性マノンに恋をし、彼女と一緒に逃避行を始めます。しかし、マノンは愛と同時に物質的な豊かさや贅沢を求める性格で、デ・グリューの純粋な愛が次第に困難な状況に直面します。二人は犯罪に手を染め、裏切りや困難に巻き込まれながらも、激しい恋愛関係を続け、最終的には悲劇的な結末を迎えます。

    テーマと影響

    『マノン・レスコー』は、愛と欲望、善と悪の境界が曖昧になる人間関係をテーマにし、登場人物の心理を繊細に描いています。デ・グリューの無償の愛と、マノンの享楽的な性格は強い対比を成しており、当時の社会の道徳観や価値観に対する批判も含まれています。この作品は、その後の文学作品やオペラ、バレエの題材にもなり、プッチーニやマスネによってオペラ化されるなど、多くの芸術家にインスピレーションを与えました。

    プレヴォーの文学的影響

    プレヴォーは恋愛小説や心理小説の先駆者として知られ、その影響は19世紀から20世紀のフランス文学に広がっています。彼の作品は人間の複雑な感情を描き出し、特に恋愛における矛盾や自己破壊的な面を表現しています。プレヴォーの視点はリアリズムやロマン主義の先駆けとして評価され、スタンダールやプルーストなど後の作家たちにも影響を与えました。

    0
    2024年11月12日

    Posted by ブクログ

    「宿命の女」、マノン・レスコー。
    マノンの言動よりも、グリューの甲斐性のなさにイライラ。
    自分で働いてお金を稼ぐことは考えずに、借金、賭博、詐欺。更には殺人までやってのける。もう凄まじい転落人生です。

    0
    2011年11月18日

    Posted by ブクログ

    この物語に欠かせないものとして激賞されるのは、マノンだろう。でも、私が泣かされたのは、主人公の友人、チベルジュだ。彼の主人公を大切にする気持ちには、参ってしまう。また、この物語はページの残量が極少になっても、まだ話が大きく展開していくため、最後まで目が離せない。デュマ・フィスの「椿姫」はこの物語をどう読み解いたのだろうか。

    0
    2011年09月26日

    Posted by ブクログ

    主人公デ・グリュウはおバカだ、友人チベルジュはいい人だ、マノンもおバカだ……そう思い、つっこみを入れつつも、だんだんとデ・グリュウに同情し、同調し、マノンに魅力を感じるようになってしまいました。最後に死んでしまうからでしょうか。まあ、もし何だかんだで生き続けたら、たぶんつまらない話だったはず。
    しかし、美貌によるハロー効果ではないかと思うほどにデ・グリュウはマノンを「愛して」いるんですね。その愛のもとには何もが正当化されてしまう。その愛がよくわかりました。さすが心理小説。マノンが「運命の女」たりうるのは、視点がすべてデ・グリュウのものだからでしょうね。
    最後まで飽きさせず読めた作品でした。まさに劇的。(特にアメリカの描写、効果については……)

    0
    2010年12月29日

    Posted by ブクログ

    まるでブランデーのように舌の上で熱く甘く溶け喉を熱く焼き焦がす。
    マノンは悪女だけれど愛さずにはいられない。
    永劫の罰が待っていても束の間の幸福を求めずにはいられない。エロスは人間にとって最大の苦しみだ。

    同一神のはずだが、アラーのほうが慈悲深い。

    0
    2011年01月02日

    Posted by ブクログ

    不朽の名作。18世紀の作品が現代でも面白いと感じる。

    私たちの財産の増加は、私たちの愛情を倍加した。(p.90)
    他人のことをお金をもたらす存在として捉えていたマノン。彼女を悪い人間だと判断することはできるけれど、グリュウはマノンの性格を理解しながらも彼女から離れなかった。マノンを絶対的な悪役として捉えることは、自分にはどうしてもできない。マノンの性格を知りながら、それでもグリュウは彼女を追い続けたのだから。
    破滅に追いこまれると感じながらも、彼女を愛し続けたグリュウの言動が素敵だった。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    今から300年程前の小説。美という罪な魔力を持ったマノンと、愛という弱点で翻弄される男。何度裏切られてもやっぱり愛してしまう様子はもはや応援したくなった。マノンの最期は悲しい。色々あったけれど、男は人生を謳歌したようにみえた。

    0
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    話のテンポが良い。
    マノンに一目惚れして、一緒に住んで、不倫されるまで25ページ。
    そら主人公もびっくりするよ。

    0
    2024年10月27日

マノン・レスコー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    マノン・レスコー
  • タイトルID
    :
    372233
  • 電子版発売日
    :
    2016年04月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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