あらすじ
橘屋を恨む妖怪たちから狙われる立場になってしまった美咲。一方で美咲の婿である弘人の側女・綺蓉に異変が起こっていた。これまでは美咲に対しても好意的だったのに、突然弘人を誘惑しはじめたのだ。背後には嫉妬を糧とする妖怪の存在が? 綺蓉を救うために新婚初夜を“おとり”にして、妖怪をおびき寄せることに成功した美咲と弘人。ところが本当の敵は思ってもみなかった人物で――!?
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Posted by ブクログ
最終巻で上下巻だったので、全部終わってからにしようと思っていたら、かなり積読になってました。
綺蓉がいなくなり、戻って来た綺蓉の様子がおかしい。ずっとこれまで弘人の側にいたから、ここに来て嫉妬心が出て来たのかと思ったら、なんと人の嫉妬心で力を得る清姫と入れ替わってました。清姫となれば、道成寺=蛇だろうなっていう予想通りの妖怪でしたが、倒されるまでは早かったです。
でも、そのあとの展開はちょっと予想外。
茨木童子が両性具有で、なんか弘人に好意を寄せているあたりが怪しいと思っていたら、黒幕は茨木童子で美咲に手をかけちゃいました。しかも美咲は十六夜の里に流れるし、弘人は茨木童子が敵だと気付いていないし。
次巻は十六夜の里の話になるだろうし、茨木童子がついてくるっていうことから、危ない感じがしますけど、最終巻楽しみです。
綺蓉と蝦蟇使いの雲劉がもしかしていい感じなのも気になりますけどね。