あらすじ
経済協力開発機構(OECD)による生徒の学力調査(PISA)で、フィンランドの子どもたちがトップの成績を挙げて以来、その教育のあり方に注目が集まっている。またフィンランドは、世界経済フォーラム(WEF)の国際競争力ランキングでも、何度も1位に輝くなど、経済的にも発展している。充実した福祉、女性の社会進出、透明性の高い税金の使途……日本とは対極的とも言える、その成長の秘密は、どこにあるのだろうか。現地の大学院留学など、フィンランドで過ごした貴重な体験をもとに語る、“不思議で豊かな国”の素顔。【目次】はじめに へえー、フィンランド? 日本人には馴染みの薄い国だが……/第1章 不思議でとても豊かな国~失業率二〇%から国際競争力一位へ/第2章 学力一位のフィンランド方式~できない子は作らない/第3章 税金で支えられた手厚い社会~独立心が旺盛でたくましい女性/第4章 日本と似ている? フィンランド文化~異文化コミュニケーション/おわりに
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Posted by ブクログ
一クラス平均25人?
OECD対象国の中での最小クラスに入る。
小学校は6年間、中学校は3年間
新学期は秋に始まる。
子どもに合わせて入学を1年遅らせたり早めたりできる。
学校は完全週休二日制。5学期制。
夏休みは二ヶ月半。
秋休み、クリスマス休み、スキー休みがある。
授業数は1日4〜6時間
始業時間はクラスや日によってバラバラ。
教科書選びは学校ごと
教師の採用も学校単位
障害のある生徒にはアシスタントをつけるのが普通。
同じクラスので特殊教育。
科目によって、アシスタント、ボランティア、
ときには親も加わって、一人ひとりの子供に目を配るようにしている。
宗教の授業がある。道徳に近い。
掃除の時間がない。
多くの学校でマイナス15度以下でない限り、冬でも外で遊ぶように促している。
Posted by ブクログ
性別、年齢、過去を重視せず、育児への社会保障や生涯教育支援システムを充実させ、人生の選択肢を豊富に提供する国フィンランド。日本のレール社会から視点を離すことで、もっと柔軟に人生を捉えて良い、と気持ちが楽になった気がする。