【感想・ネタバレ】十津川警部 三陸鉄道 北の愛傷歌(十津川警部シリーズ)のレビュー

あらすじ

東日本大震災から2年。近藤の携帯電話に行方不明の婚約者渚の歌声が入る。以後歌声だけの電話が続き、近藤は真相を確かめようと渚の故郷K村へ向かう。婚約者からの電話が、愛の奇跡と話題になった頃、村長が殺される。一方、東京で大臣殺害事件を捜査する十津川警部は、現場の指紋から村長殺人との繋がりを見出し、岩手へ飛ぶが……。哀しき愛の奇跡の裏に隠された謎を追う十津川警部の名推理。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

◎謎の殺人事件と電話事件に十津川が噛みつく!
フィアンセを津波で亡くした近藤のもとにかかってきた電話からは、そのフィアンセの歌声が聞こえてきた・・・
といういかにも謎らしい謎から始まるこの物語は、舞台を岩手県K村に移してすすめられる。
K村では携帯電話会社(コンプラ的にそういうことをやっていいのか?というのはさておき)や三陸鉄道が協力し、近藤の"愛の奇跡"を解決してあげようと全力になって活動する。
そんな中起こるK村での盗難事件。そこに残された指紋は東京の事件の関係者とわかり、十津川が飛んできて・・・

飛んできた十津川は、少し愛の奇跡にのめりこみすぎて刑事として大丈夫かな?怒られないかな?と読者がハラハラしてしまうくらいだが、この辺はいつも通りだと思う。
この推理できるのすごいなーと思う。そんなに人間の(しかも犯人の)奥底に隠された動機は見つけることができるものではないような気がする。

0
2016年01月16日

「小説」ランキング