あらすじ
≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!≫
日本人離れした家出娘ナオミに惚れ込んだ譲治。 自分の手で一流の女にすべく同居させ、妻にするが、ナオミは男たちを誘惑し、堕落してゆく。 ナオミの魔性から逃れられない譲治の、狂おしい愛の記録。
<シリーズ累計250万部突破!「文豪ストレイドッグス」シリーズとは!?>
中島 敦、太宰治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクションコミックス。
舞台は横浜。孤児院を追われた主人公・中島 敦は、とある自殺志願の男・太宰治を助けたことから、異能力集団「武装探偵社」に所属することに。やがて、ポートマフィアの芥川龍之介らや、北米の異能力集団・組合(ギルド)との対決が激化していく――!
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Posted by ブクログ
内容とは関係ないが角川文庫のこの表紙は好きじゃない。ナオミの髪が紫なのも気になるが、それよりも主人公の男がこんなイケメンな訳がない。顔面至上主義か。
女性に振り回される、という構図がリアルに描かれていて理解しやすかった。
え、あんな若い女性がこんなおっさんと付き合ってんの!?と思うことはたまにあるが、そういう時にはいつも若い女性が冷たい目線を向けられて苦労するのだろうな、と思っていた。しかしこの本では「おっさん」側の視点で描かれていて、あ、こういう関係だとおっさんも世間体の問題で苦労するんだなと気付いた。
Posted by ブクログ
ナオミという女が周囲の男たちを翻弄する物語。
読者視点だと最初は「そんなことある?」とナオミに苛立ちを覚え、それに対する主人公の河合にも共感できずにいた。自分の人生やお金を無駄ごとに使う人なんて馬鹿げていると思っていた。しかし、最終展開に差し掛かり、なにかにた経験あるなと感じるところが多々あった。
「翻弄する何か」になすがままに翻弄されることは、第三者から見れば馬鹿げているかもしれない。でもその間の幸せや幸福は計り知れないものだと、私も確かに知っていた。それは単に異性や人ではなくても、何か身近なものにさえも共通する、誰しも感じる感情ではないだろうか。
河合は「ハイドゥハイドゥ」を心の底から求めており、それはきっと永遠の病だ。