【感想・ネタバレ】なまみこ物語のレビュー

あらすじ

たぐいなきみやびの陰に、摂関政治の忌わしい相剋を露呈した平安朝。一条帝のもとに中宮として入内し、帝の狂おしいばかりの愛を得ながら、なお悲運の生涯を辿らねばならなかった定子。その、はかない宿命を物語りつつ、関白・道長の野望実現のため、策動させられる生神子姉妹の、あやなす悲劇を鮮明に描き上げた「なまみこ物語」。ほかに「歌のふるさと」「ますらお」を併録する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一条天皇と中宮定子。歴史上政治的には脇役にすぎない2人を主役として描いた愛の物語。過去に本当に存在したと思わせる、それが「生神子物語」。あやしく美しい、そして哀しい物語。

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2021年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どんな悲恋なのかと思いきや、どことなく爽やかな純愛ものでした。
一途に想って想って想い続けた帝と中宮定子の、時に相手を疑っても最終的に信じあう姿は好きです。
特にたった一度だけ生霊になる定子の姿は。
それにしても道長はとんだ茶番を演じていたんだなと笑いそうになりました。
淡々とした割とさらっと読める一冊。

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2011年08月09日

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