【感想・ネタバレ】成長企業の法則 世界トップ100社に見る21世紀型経営のセオリーのレビュー

あらすじ

世界初! 〈21世紀の成長企業トップ100〉が決定!
成熟国で成長を続ける“世界の勝ち組”の共通項を描き出し、
日本企業が針路を提言する、新時代の経営書。

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★トップ経営者、推薦!

「これまでの経営論の限界を突破した新経営モデルの提案。」
――泉谷直木氏(アサヒグループホールディングス株式会社 社長)

「古今東西の企業戦略論、企業実例から抽出された新しい経営指南書。」
――加藤宣明氏(株式会社デンソー 会長)

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★本書の読みどころ

◎ 世界初! 〈21世紀の成長企業トップ100〉が決定

BCG協力のもと、21世紀に入って成長を遂げている企業100社を洗い出し、
“世界初の21世紀の成長企業ランキング”を発表。
アップル、グーグル、アリババ、テバといった世界に名だたるグローバル企業が上位に名を連ねるほか、
日本企業からもファーストリテイリング、ダイキン、コマツといった企業がランクイン。
まさに、「21世紀を担う成長企業」の顔ぶれが集結したリストとなっている。

◎世界の最先端の経営モデルのエッセンスを凝縮。

本書では、世界の最先端の経営モデルを参照しながら
トップ100社の強さの源泉を解き明かしていく。
#マイケル・ポーターの「CSV(共通価値の創造)」
#フィリップ・コトラーの「マーケティング3.0」
#パンカジュ・ゲマワット教授による「トリプルA」
#石倉洋子による「戦略シフト」
#野中郁次郎による「クリエイティブ・ルーティン」
といった、一流企業の経営で参照されている最先端の経営モデルの
エッセンスを、本書から一挙に学び取ることができる。

◎トップコンサルタントによる、トップ企業の詳細な経営分析を収録。

著者の名和高司氏は、マッキンゼーにて19年間、戦略コンサルティングに従事し、
大前研一氏らとともに企業の経営改革に取り組んできたほか、
現在ではファーストリテイリングやデンソーなどの社外取締役や、
ダイキン、日立、リコーなどのシニアアドバイザーを兼任する、
国内でも指折りのトップコンサルタント。
各企業の実際の経営戦略策定に携わる名和氏の、
実際の経営分析の一端を、本書で垣間見ることができる。

◎日本企業の今後の成長のカギを握る経営のイノベーションモデルを提示。

本書では、トップ100社に共通する特徴から、成熟経済においても
力強く成長を続けるための条件を、フレームワーク〈LEAP〉として提示。
・〈L〉はビジネスモデルについての要件を、
・〈E〉はコア・コンピタンスについての要件を、
・〈A〉は「企業DNA」についての要件を、
・〈P〉は「志」についての要件を、
それぞれ示している。
この「LEAP」こそは、日本企業が今後グローバル成長を遂げるための
針路を指し示す、「経営のイノベーションモデル」である。

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Posted by ブクログ

社会を良くする志をもって二律背反を両立させられる企業が成長し続けるということか。マッキンゼー時代の懺悔の気持ちを込めて書いたというのも面白かった。ROE経営のリスクは耳が痛い。

内容メモ:
LEAPフレームワークを自社に当てはめる方法
クリエイティブルーティン:新しいルーティンを作り出すためのルーティン

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2021年11月03日

Posted by ブクログ

2014年度における優良企業ケーススタディ雑誌 という感じ

【感想】
 「成長企業の法則」と銘打っているが、書いてあることはビジネス雑誌のような優良ケーススタディの紹介本である。筆者独自の理論である「LEAP」が、いかに優れているかとか、革新的だとかは、この本を読んでも分からなかった。
 LEAPという方式によって、優良企業をランキング付けした。その中の上位の企業について、いくつか説明している。アップル、グーグル、コマツ、トヨタといった、様々な本で取り扱われているような紹介も多く、この本独自の切り込みや視点があるかというと弱い。また、常に「2014年」という視点にたった時点での優良事例という話が多く、10年後、20年後に読んだら「当時の雑誌かな」と印象がぬぐえない。法則と銘打っているものの、実質は優良企業ケーススタディ、といったところ。したがって、時を経て再読するのは難しい。
 面白かった記述は、マッキンゼー出身の筆者が「マッキンゼーはベストプラクティスを外から中に入れることばかりで、自ら革新的な事例を生み出すことができない。それでは、今世紀の企業経営はやっていけない」というマッキンゼー批判をしているところ。二十世紀までは、よその上手いやり方を別の企業に紹介・導入するだけで成果が上げられたものの、今の情報化が進み、様々なビジネスモデルがどんどん作られる現代においては、そのやり方は通用しないだろうということを主張している。

【本書を読みながら気になった記述・コト】
・楠木先生の「オポチュニティ企業」「クオリティ企業」という整理は面白いが、それだけでは不十分。真に成長し続けるグローバル企業であるためには、オポチュニティもクオリティも両面的に大切にする必要がある。

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2021年08月07日

Posted by ブクログ

株価、成長率、利益率等をもとに世界でイノベーションを起こしているとされている企業の事例紹介。
筆者の言葉を借りれば「深化」と「新化」の2つを兼ね備えていることが必要になる。
事例が盛り沢山感あるが、示唆に富む書。

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2016年10月15日

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