【感想・ネタバレ】擬宝珠のある橋 髪結い伊三次捕物余話のレビュー

あらすじ

惜しまれつつ亡くなった作家の、人気シリーズ最終巻

宇江佐真理氏がデビュー以来書き続け多くのファンを獲得してきた「伊三次シリーズ」最終巻。文庫書下ろしの「月は誰のもの」も収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

伊三次シリーズ最終作。
もうこれで、宇江佐版の伊三次は終了。
グイン・サーガのように、後継者が後を書き継ぐということもないだろうし、それを望んでるわけでもないのだが、やっぱり寂しい気持ちである。
改めて、作者である宇江佐真理さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

表題作「擬宝珠のある橋」は市井人情もの理想形と言ってもいいのではないか?江戸前の噺家さんに落語として語ってもらいたような味わい深い1作だと思う。

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2017年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「月夜の蟹」「擬宝珠のある橋」「青もみじ」が収められている、髪結い伊三次シリーズ最後の最後の本。久し振りに伊三次が沢山出てきて嬉しかったが、「青もみじ」で終わってしまったのかと思うと悲しくてたまらない。

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2016年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ああ、終わってしまった。
きちんと収まるところに収まった気もするし、伏線のままになってしまったこともあるのだけど。まるで連れ添った夫が、はたりといなくなったよう。

いや別に所帯じみているわけじゃないのだが。市井の暮らしを細やかに書いているからか…。ゆれる伊三次さんだけでなく、お文さんの気持ちも私は読みたかった。

女って。男って。
人に惚れて添うってなんだろうってことや…。時代小説の面白さを教えてくれたシリーズでした。読めてよかった。

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2019年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 江戸で擬宝珠のある橋は、日本橋、京橋、新橋だけだそうです。宇江佐真理「擬宝珠のある橋」、髪結い伊三次捕物余話№16、2016.3発行。2015.11.7にお亡くなりになった後、刊行された作品です。「月夜の蟹」(オール読物2015.6)、「擬宝珠のある橋」(同、2015.8)、「青もみじ」(同、2015.10)、「月は誰のもの」(文庫書下ろし、2014.10)、「私の髪結い伊三次捕物余話」(「本の話」、2014.2)が収録されています。「青もみじ」が遺作になるのでしょうか。

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2022年11月07日

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