あらすじ
神の国の台所“ヴァルハラキッチン”の夕飯時はいつも大忙し! ボク、喋れるイノシシのセイ(本名:セーフリームニル)はそのお手伝いとして、なんと主神オーディンさま直々の指名を受けてここにやってきたんだ。 ――『料理される側』としてね! いや、確かにボクは「一日一回生き返る」っていう不思議な能力を持ってるし、自慢じゃないけど肉質にも自信があるよ? でもだからって「毎日死んでご飯になれ」ってひどすぎない!? ……まあこの力のおかげで、美しくて可愛いヴァルキューレ・ブリュンヒルデさまのお傍にいられたりするから、全部が全部つらいってわけじゃないんだけどさ……。 って、あれ、神界ナンバー2のロキさまがなぜここに? え、神界のピンチだから一緒に来い!? いやぁ、ボクただのイノシシですからってうわあああぁーー。
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Posted by ブクログ
ノリが軽くて安心して読める
けっこうギリギリなエロがあって攻めてるなーと思った。
元は動物だからセーフ!
特性の導出過程は面白かったが、一方で切り札が読めた感はある
まあ軽めな話だしそこまで求めんでもいいか。
とある~を読んでたので北欧神話ネタはちょうどよかった
Posted by ブクログ
北欧神話を舞台に食料(?)のイノシシ・セイ君が英雄になる話(笑)
いや、なかなか面白かった。
題材としては取るに足らない者が勇気と機転で活躍する物語なわけだけど、神話の設定を活かした奇想天外さがよかった。
北欧神話の世界は少しずつかじった程度なのでミッドガルドとかスレイプニールとかギャラルホルンとか、あらためて登場してくると、へえとなった。
登場人物もロキやフレイヤはともかく、さすがにヴァルキューレ9姉妹は全部は分からないけど。
ラストのドラゴンとの戦いはなかなか少年心を擽るものがある。
個人的ハイライトはエピローグでセイ君がオーディンから英雄として讃えられる場面。
なんというか実にエピローグにふさわしい。
ただ惜しむらくはお色気成分が足らないかな(笑)
せっかくのイノシシ君なんだから、もっとラッキー場面があってもよかった(爆)
さて、セイ君の全ての謎か解き明かされたわけではないので、続きも期待できるのかな?
Posted by ブクログ
神界の台所で見習いとして働くのは仮の姿。
本当の仕事は、食材になる事。
職場が職場(?)なので、料理の描写が。
主人公を含め、出てくる男は皆脳内が
男子高生のようで憎めません。
そのせいか、どんなに大変そうな場面でも
掛け合い漫才で軽く終了。
なので、シリアスだと思われる場面が最後だけ?
主人公の体質やら、周囲の環境やらが続くので
ほのぼの神界日常? と錯覚してしまいますが
一応というか、きちんとというか
見せ場はあります。
うっかり、今までの自称・紳士をすっかり忘れるほどにw
ただ…ちょっと女の子が多いので
彼女が本当にヒロインか、疑ってしまいます。
Posted by ブクログ
ラノベ界の北欧神話の進出もだいぶ進んできたなあ、と
まず思ったこと。
他にもあるし、前からあると思うんだけど、なぜかそう思った話。
あとは食材が主人公はさすがにお初かも。
Posted by ブクログ
セーフリームニル(通称 セイ)は一日一回生き返れる能力を持つ不思議なイノシシ。彼は神界〈アースガルド〉の食料危機を救うためにその能力を活かして食材として神界で働くことになる。
しかし彼が神界へ来ることを決意した理由はそれだけではなくて…。
主人公はイノシシでその役目は食材という異色の設定ながら、そんなイノシシが他の神を差し置いて神界崩壊を救うことに?
煤け色イノシシ セイは今日も(下心満載で)猪突猛進、神界で奮闘中!!
この作品はイノシシが主人公という珍しい設定なので読んだ作品だか、実際の北欧神話を基礎にしているため、多くのカタカナが出てきてキャラの名前を覚えるだけでも大変だと感じた。このため北欧神話の予備知識がある人ならばより楽しめると思う。もしくは北欧神話についての補足を付けてくれれば予備知識がない人でも楽しめるのではないかと感じる。
(また個人的には他の作品の台詞を引用したような記述が見られたが、果たして必要かは疑問である。そしてラストの部分では勢いが弱くなっていたのでもう少しワクワクする展開を期待したい。これらの点を含めて次巻を待ちたいと思う。)