【感想・ネタバレ】友罪のレビュー

あらすじ

あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか? 埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり――。少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ジャーナリストを目指していた益田が、ステンレス工場という職場で出逢い仲を深めた男鈴木は、かつて日本を震撼させた凶悪少年犯罪の犯人だった。
惨い事件を引き起こした鈴木を憎まねばならない中で、己が死なせてしまったクラスメイトの学に思いを馳せ、鈴木と触れ合って感じたことに向き合う勇気を手に入れる。

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

600ページ近くある大作だが、薬丸岳さんの本はとても読みやすく、すぐに読み終わってしまう。今回は友達が殺人を犯した過去があると知った時、どう行動するのか、という視点で話が書かれていた。苦しみながら生きていてほしい、そして一緒に償いを探していく、ということが、主人公が導き出した友情の証だった。難しいことを曖昧に終わらせず、結論を出してくれるところも、私が薬丸岳さんがすきなところの1つでもある。他にも、恋人が殺人を犯していたら?自分の息子が子どもを堕ろすと言ってきたら?自分がいじめに加担したせいで、友人が自殺してしまったら?たくさんの考えさせられる視点があって、読み終わった後は本当に複雑な気分になる。でもまた読みたいってなるのが不思議。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人が、人の裏側を知った時の行動が妙に生々しくて、読み進めるとしんどくなるところもあった。

最初は、黒蛇神の犯人を見つけ出すタイプの物語かと思ったけれど、最終的には、犯人がほぼ確定した上で、周りの人間がどう動いていくのか、何を感じて何を起こすのかを描いており、とても読み応えがあった。

週刊誌や記者などは、全く関わりのない世界だけれど、実際に色々な事件や事故の被害者と加害者の知人友人親戚はものすごく辛いのだろうと感じる。

藤沢さんの過去を知った男たちを想像するだけで吐き気がした。
人には隠したい過去がある。
でもバレてしまったら逃げるしかないのか。
何も悪いことはしていないかもしれないけれど。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Audible聴了。
薬丸岳の少年犯罪のその後を描いた作品の内、一番重い作品。(「読者に「その過去を知っても友達でいられるか?」と問いかける衝撃的な内容」)。
埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり、実際そうであることを知ってしまう。また元AV女優(彼氏に騙されその道に入らされた)が元カレや世間の中傷から逃れて同じ工場で働き、しつこく付きまとう最低の元カレから救ったことで鈴木と親しくなるシチュエーションもつらい。
最後に益田から鈴木に宛てた手紙で終わるが、何かすっきりしない終わり方でやりきれなかった。

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重い一冊だった。テーマは重厚なのに、人物の悩みや立場が明確なのでスラスラ読めるのが不思議。
少年事件の本人や被害者ではなく、その後の人生に関わる人の葛藤を描くのは新鮮。
主に取り巻く4名の視点がどれも重いが考えさせられる。

Aではない君とと、似た部分もあるが、全然飽きないししっかりと心にくる。

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2025年05月26日

ネタバレ 購入済み

加害者の人生って?

どうして殺人を犯したのか知りたかった。
そこが本文になかったのが残念。
しかし内容はすごく考えさせられた。
犯罪が蔓延する中、隣の人が前科者なんてこともありうる。どう接する?接する事ができる?自問自答しながら読んだ。
でも最後私はスッキリした。
やはり人間と人間の付き合いってもんは愛がなきゃと思った。

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2016年06月20日

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