あらすじ
「そうか、やっとわかった…。俺はこいつが好きなんだ。」
2人で堕ちていくのもいいかもしれない、たとえ、どんな結末になろうとも……
三木との連絡が途絶え、その苛立ちから涼馬(りょうま)と寝てしまうが、巽(たつみ)の気は晴れない。自己嫌悪を抱え自宅アパートに帰った巽を待っていたのは、右手の爪をすべて剥がされ怪我をした三木だった。
「あの男、殺してくれませんか?」
耳元で囁く三木の言葉に巽がとった行動は――…
他、読み切り作品「人生はドラマチック」を同時収録。
感情タグBEST3
切ない
巽と三木、歪な関係だけど後半の幸せそうな二人に希望がありそうだったのでこの終わり方はツライ
乱暴にされるのが好きと言ってるけど本気で嫌がっているようにも見えるし、結局三木が何を考えていて本心がどうだったのか何が嘘か本当か分からなかったからその辺をもう少し読みたかったけど、こういう作品はスッキリしないからこそ色々考えられていいのかも
三木も案外、嘘なんて一つもついてなかったのかもしれない
ホームセンターではしゃいでいるのが可愛かった
タイプこそ違うけど涼馬と一緒で三木も意外と純粋な人間だったんじゃないかなと思う
もしかして姉の旦那のこと好きだったのかなと(乱暴にされたいのはそのせい)思ったけど姉の子供のこともあるし、その辺もよく分からないですね
作者さんはシリアスな話が苦手だそうで、描くのに苦労されたようだけど、それでこの完成度の高さ
表紙の左右の手で長さの違う赤い爪など、後半のすれ違う人の反応等の伏線もありこの作者さんは本当に漫画がうまい
この下巻にはもう一つお話が入っててそっちは可愛らしいコメディだったので作者さんの振り幅の大きさに驚きました
Posted by ブクログ
割と普通な人が無自覚なうちに歪んだ愛とか狂気に堕ちていく話は大好き。ビッチな三木の色気と被虐性がたまらなく、それに巽の中にある嗜虐心と凶暴性が刺激されていく中盤までの展開は素晴らしく萌えました!でまさかの二転三転する甘くないラスト。ちょっと色々と深読みしたり考えさせられるラスト嫌いじゃない、むしろ好き!
ちょっと残念
一度目に読んだ時は、「えーっ、こんな終わり方なの?」と納得いかなかった。上巻が良かったので期待値が上がってたのもある。二度目に読んだ時は、結末が分かっていたので落ち着いてよく読めたので、少し納得。最後に姉の子供が出てきたのは、話を盛り込みすぎかなと思った。
Posted by ブクログ
こんな結末だったんだ・・・
自分の中にないもの、あるもの。
人間って難しいね。
しみじみ
あとがきに書いてあった登場人物についてのくだりは、その通りだなと思って笑っちゃいました。
国枝さん、好きだなぁ~