あらすじ
▼第1話/専務の犬▼第2話/迷走家族F▼第3話/君がいるだけで▼第4話/茶の間のラブソング▼第5話/おやじローティーン▼第6話/お礼にかえて●あらすじ/愛人の飼い犬を預かって欲しいと、専務の祭田が同期でもある小暮の家にやって来た。狭い家だからと断りたい小暮夫人であったが、話の最中に息子の甲介がその犬・ゴージャスに眉毛を書いてしまって、預かるはめに。ところが家で一番の実力者を小暮夫人と認めたゴージャスは、まったく小暮にはなつこうとしないのだった…(第1話)。●本巻の特徴/『うる星やつら』『らんま1/2』『犬夜叉』等で知られる著者が、「ビッグコミックオリジナル」に年1回のペースで描いている大人向け短編連作。2003年7月からのTVアニメ化を記念して、お求めやすい新装版で再登場!
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素晴らしい
どの作品も読み応えがありました。
中盤で雲行きが怪しくなっても、最後はどれもほっこりとしたオチに着地するため、読後感も良かったです。
Posted by ブクログ
切り良く読める読み切りっ ストレスで円形脱毛症広がるお父さんやら、腹踊り中に無くなって幽霊になっちゃったお父さんなど。一緒に残念だけどちょっと笑える気分をたっぷり味わえる。
一番好きな漫画家は?と聞かれたら、高橋留美子さんですと答えます。
高橋留美子さんは、これまで何本も長編ヒット作を生み出したことで有名ですが、短編集を読めばより真髄に迫ることが出来ると思います。
日常の機微、悲喜こもごもを、こんなにすがすがしく巧みなストーリーとして展開する留美子先生、さすがとしか言いようがありません。
おもしろいだけじゃなくて、こんな事が自分の身に起きたらどうしよう? そう思うと、人生の教科書みたいに感じもします。
この巻、どれか一つと選べないほど、すべての作品が最高でした。ぜひ読んでみてください。
Posted by ブクログ
高橋留美子のセンスが光る作品集。
「専務の犬」に出てくる人間関係の妙と妙に人間関係に敏感な犬が秀逸。
一方で「茶の間のラブソング」も幽霊ものだが、ものすごくコミカルでちょっぴり泣かせるけれども、親父の勘違いも笑える。
「おやじローティーン」も同じように会社人間と家族関係を記憶喪失という題材を使ってコミカルに表している。
いずれも人間関係をうまく描いた秀作だと思う。
Posted by ブクログ
短編集第2。
専務の犬
一を意識した構成?と思いきや、父親の機転や威厳、憎めない愛人など、以外に味付けが多い作品。短編でも上位に入るぐらい好き。
逃走家族F
一家心中を察知した長女が右往左往する話。
身勝手だよねー。
君がいるだけで
不器用な壮年の男がバイトのピンチヒッター。
迷惑だが憎めない。外国人のバイトが微笑ましい
茶の間のラブソング
オチで泣ける。ドタバタコメディで終始するかと思いきや。
おやじローティーン
独特だなー。なぜこんな話が浮かんだ?奇面組の作者が描きそう。
お礼にかえて
マンション住人同士のいじめの話。瑠美子先生が描くと、コミカルだが実際はえぐいよねー。
オチがまさかのカニっすか?