【感想・ネタバレ】黒曜の災厄は愛を導くのレビュー

あらすじ

黒髪黒瞳で普通の見た目である高校生の鈴木秋人は、金髪碧眼で美少年な友人の苑宮春夏と学校へ行く途中、突然穴に落ちてしまった春夏を助けようとし――なんと二人一緒に、異世界・アヴァロニス王国にトリップしてしまう。どうやら秋人は、王国の神子として召還された春夏の巻き添えとなった形だが、こちらの世界では、黒髪黒瞳の外見は『災厄の導き手』と忌み嫌われ見つかると殺されてしまう存在だった。そんな事情から、唯一自分の存在を認めてくれた、王国で4人いる王候補の一人であるレンドルフに匿われていた秋人だったが、あるとき何者かに攫われ…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても楽しく読めました。現代では考えられない事が沢山でそこも不憫に感じたけれど、なんとか無事にくっついて良かったです。
やはり六青先生の話は安定した面白さがあってお金払っている価値があるとしみじみ感じます。
2巻目も読み終わったので3巻目も新品で買えるように頑張りたい。

1
2019年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきにもあったし、他のレビューを書いた方もおっしゃっているが、その! 受けと攻めが意思疎通ができるようになってからの桃色展開が読みたいんじゃああああ!
と、叫びたくなるような展開でござった……。
いや、ストーリーとしてはたいへん好みで、萌えました。BL萌え的には薄味だったけど、異世界トリップでちやほやされているだけのは食傷気味なので。それにしても、受難過ぎだろうと思わなくもない。必死に生き抜こうとする受けは好感が持てる。最後の最後、ようやく意思疎通が図れるというのもひとつの萌えどころ。
今回の受けっ子に感情移入すると天真爛漫である意味無神経でアホの子美人な友人に腹が立つんですが、きっと、次回の続きで彼が受難に巻き込まれるのであろうと推測する……。
だって、いつものパターンからしたらそうならないはずないですよね。

0
2015年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回はいつもの六青さんとは少し違い、受が不憫なのには変わりないのに健気じゃない。
ある意味健気ではあるんですが、他人を妬むという人間として当たり前の感情を持った、普通の子です。
ちょっとひねた所はあるけども、心根は素直で優しい、勇気のあるまっすぐな子。
人間くさくて大好きになりました。

で、中身についてですが、誰からも必要とされていない受が、自分の持っていないものを全てその手に収めていく友人を横目に見ながらグギギギギギ…………!!!!!
友人は天真爛漫で少し無神経な子。その子は神の神子で王を選定する者として大切にされているのに、自分はといえば友人を助けるために異世界トリップに巻き込まれた挙げ句、忌み嫌われる容姿を持つが故に迫害されます。
最大級の災難により流転を余儀なくされた受は、その途中で自分と同じような黒い見た目であることから、こどもたちに虐められていたトカゲ(みたいな山椒魚みたいな)を助けます。
紆余曲折あって、攻に救い出されるんですが、まぁ、その不憫具合ときたら、歴代ひどい目に遭ってきた受の中でも上位に食い込むレベルでした。
おきまりな強○ンはないので、初心者向けマイルド仕様ですが、別方向に痛々しい(喜)

そんな中で唯一自分を匿ってくれた攻に徐々に惹かれてゆくのですが、受は異世界からきた人間だけが掛かる病に侵され、それを治すためには攻の体液が必要だと(笑)
いやー……もうね、言葉が通じない相手でやりとりが非常にもどかしいのですが、こっからの二人の誤解とすれ違いにやきもきすることといったら!
最後の最後までまともな意思疎通が出来ないという、BL的に非常に珍しいパターン。
誰が見たって攻が受に惹かれていってるのはバレバレなのに、頭は良いのに初な受の鈍感なこと。あー、もう、もどかしい!
結局はこの世界の創世神話により、受の救ったトカゲが実は……という展開からのシンデレラストーリー……。
で片付くならいいんですが、この話、本当に9割9分9厘、意思疎通が出来ないんですよ。
残りの1厘でお互いに言葉を理解し合っての桃色シーンに突入したのはいいんですが、あとがきでも六青さんがおっしゃってる通り、そこから!!!
そこからのラブいちゃがもっとっ!もっと読みたいんですけど!!!
というところで終幕し、軽く悶絶しました。
最後の最後に攻の年齢も発覚し、その年の差にさらに萌が大爆発。
是非薄い本でラブ補完をお願いしたいところ……。
褌の描写があれば、神にしてたと思います。楽しみにしてたのに!

そして次回は、巻き添えを食らった受の友人の話です。
今回は初心者向けっぽい感じでしたが、何だか次回は来そうな気がぷんぷんしますよー。
天真爛漫な友人が、受を気遣う嘘をついたように、笑顔の裏に隠した凄惨不憫を期待してます。

0
2015年09月05日

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