【感想・ネタバレ】インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日のレビュー

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Posted by ブクログ

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2年間で、ユーラシア大陸とアフリカを旅する。めちゃくちゃよかった。特に、アフリカでの旅についての記述は、秀逸としか言いようがない。日頃思ってもいなかったようなアフリカの援助についての考えに驚く。日本は、国連の常任理事国になりたいがために、援助をする海外協力隊を比較的安全な国へ送り込む。中国もヨーロッパも日本も、先進国がインフラを整えるが、中古の自動車を輸出して大気汚染をばらまき、気管支炎にさせ、高価な医療機器を輸出するようにする。そして、アフリカ人たちは援助に頼るようになり、外国人が高い金額を払うことを当たり前だと思うようになる。そしてそれが、先進国の思うつぼで、先進国が金を出した援助の仕組みがあっても、実際現地で作業にあたる人たちに支払われる金額がなんと小さいことか。"そして、セネガルの小学校でクラスを受け持って輝く目の子供たちの素朴な質問、かわいらしさに気を失いそうになる様子、めちゃくちゃわかる。なんでも、「わ~!」っていうの、子供たち。そして、トーゴとベナンの国境越えの話。バイクが5倍の金額をふっかけてくるので、見限って一人で歩き始めた著者。途中からどこかの部族の女の人が付かず離れず歩き出す話。おしつけがましくなく、にっこりしながら歩く話。とてもよい。
アフリカは本当は、だれも困ってない、豊かな大地なのだ。それなのに、先進国がそれをダメにしている部分がある。
移動にトラックを使うアフリカ。女ひとりでは旅行できないため、偽装結婚を2度もしている。トラックが故障して、日陰もなく、水もなくなっていき、自分は生理になり、つかれきりどうにもならない。やっと乗れた代わりのトラックでは、木に頭をぶつけて、流血。すっげ。すっげえ。旅。"

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2016年11月18日

Posted by ブクログ

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きっかけ バイトの先輩からのおすすめ
著者の生命力に驚いた。
異国の食べ物を躊躇なく食べるシーンが多くあった。自分には出来ないことだが、この行動は異国の文化を受け入れようとしていることの著者なりの意思表示でもあるのかもしれない。
この本を読んで悔しい気持ちになった。本を読んでいるだけでは実際の体験は越えられないのだろうと思ってしまった。
イランとイラクの違いわかってなかったなぁー。
貧困は都市で起こるってなるほどなぁー

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2022年03月08日

Posted by ブクログ

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いやもう凄すぎる。よく生きて帰れましたと驚きです。そして、所々に出てくる援助へのあり方への問題定義が本当に現実的で、なるほどと納得しました。アスピリンとバッファリンで迷うところなど、すごく分かるなあと思いました。

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2013年10月30日

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