【感想・ネタバレ】愛逢い月のレビュー

あらすじ

甘く切ない恋の至福のときは短くて、頂点を極めたあとには、ただ、執着と妄想に満ちた永い時間が続くだけ……。かつての恋人と共に、死者の世界を永遠にさまよう甘美な地獄を幻想的な筆致で描く「38階の黄泉の国」。出ていった男を待ち暮らす寂しい女の危うい心理を追う「ピジョン・ブラッド」など、恋と、恋の残滓の中にひそむ、恐怖とサスペンスとミステリーを描く愛の終わりの物語全6編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

短編六話
秋草
38階の黄泉の国
コンセプション
柔らかい手
ピジョン・ブラッド
内助

内助は、黒い。相手をうまく生かし切れなかった。
ピジョンブラッドもその意味では相手を理解しきれていなかった。
心をというよりは行動を理解しきれていなかったことを悔やむ物語。

小池真理子の解説がいい。
分野(ジャンル)を無視した書き物。
書きたいから書くというような。
篠田節子の技量を褒め称えている。
作家が書く解説は面白い。
読者にはない視点を提供してくれる。

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2013年04月06日

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