あらすじ
北九州市の公立小学校で、崩壊した学級を次々と立て直してきた “スゴ腕”教師・菊池省三。「ほめ言葉のシャワー」「成長ノート」など「言葉」を重視した独自の授業は、果たして、どんな子供も変えられるのか――。クラス全員の成長を目指した教師生活最後の2年間に、29年前の教え子が密着。渾身の教育ドキュメント。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これぞ菊池先生と感じた。
子どもをよく見る目。
待つ心構え。
やっぱり自分たちは見てるようで見てないのだと思う。
菊池先生が待てるのは子どもをよく見ているからだと思う。
今、この子にこれを言っても素直に受け取らない、
反発をくらうだけだというのは
普段からよく見てる証拠だ。
もちろん褒められるのも見てる証拠。
観察力と洞察力の高さが流石と思った。
「見る」は「学ぶ」とも言える。
Posted by ブクログ
かなり好きな一冊。今まで読んだ菊池先生の書籍の中で、一番好きだと感じた。子どもたち一人一人と向き合うことを、自身も忘れないようにしたい。
上手くいったストーリーとして、というよりも、ただ自分にできることを必死に教員として行う、そのために学び続ける重要性がよくわかった。
Posted by ブクログ
学級に在籍するひとりの男の子の成長を軸に、子どもたちの2年間の変化にふれることのできるノンフィクション。
菊池省三先生の存在感、余裕のあるさじ加減、子どもたちから見た先生の姿、戸惑い、そして成長。
集団の中で子どもが成長していくことの素晴らしさ、学校だからこそなし得る実践に、何度も息をのみました。
公教育の可能性を感じることのできる一冊でした。