あらすじ
一向に距離が縮まらないどころか、豹変した空の態度によって、さらに最悪な状態の、修二と空のバッテリー。県大会が近づく中、修二が助言を求めたのは、意外なあの人物で…!?
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Posted by ブクログ
キャッチャーとしてなんとか前に進もうと努力する修二。
暗い感情だって焼けるほど熱けりゃ原動力というのは中々の名言です。
後ろ向きな自分を否定したり、切り替えようとしたりするのではなく
そんな自分も抱えたままなんとか折り合いをつけようとするのが
新鮮でもありリアルでもあります。
なにかありそうな描写はちらりとありましたが
鈴木先輩の過去も明かされ、みんなそれぞれが何かを抱えているという
現実世界の当たり前を目の当たりにしました。
空から聞いた事実に、「ダメじゃなかった、負けていなかった」という救われる思いと
もうキャッチャーとしてやっていく覚悟を決めているのに「なんで今さら」
と複雑な心境になる修二。
まだまだ苦しい展開ですが、それでも気持ちをぶつけえあえたことでなにかが動くことを期待してしまいます。