あらすじ
廃品回収のアルバイト中に見つけた樋口一葉の手になる一枚の反故紙。小説らしき断簡の前後を求めて上諏訪へ向かった真一は、妖しの美女麻芸に出会う。目が合った瞬間、どこかでお会いしましたねと口にした真一が奇妙な既視感に戸惑っていると、麻芸は世にも不思議なことを言う。わたしたちは結ばれることなく死んでいった恋人たちの生まれかわりよ。今度こそ幸せになりましょう。西原牧湖だった過去のわたしは、平吹貢一郎だったあなたを殺してしまったの……。前世をたどる真一と麻芸が解き明かしていく秘められた事実とは。名匠が幻想味あふれる物語に仕掛けた本格ミステリの罠。/解説=松浦正人
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Posted by ブクログ
これはすごかった。これはミステリなのか!?解決できるのか!?と思って読み進めたけどしっかり解決された。これは全然わからなかったなあ。終わり方がなかなか切ない。
Posted by ブクログ
結構ボリュームのある文庫だったがスイスイ読めた
輪廻転生モノと知っていたらやや尻込みしてしまうところだったが、前情報なしで楽しめた
中盤の急展開から、現実と幻想のヒロインが入れ替わる結末が見事です
Posted by ブクログ
輪廻転生をテーマに、前世で恋人同士だったと信じる男女の恋愛物語から幕を開けます。
二人はあらゆる場所で、あらゆる人から、物から記憶から、二人の前世からの繋がりを証明していきます。
が、そこで突然殺人事件が起きます。
それまでの幻想的な雰囲気や、不可思議な証拠の数々が一気に別の真実をあぶりだしていく怒涛の展開が凄まじいです。
悲しくきれいで、夢のような愛の物語を見ていたのに、突然リアルで厳しい現実に引き戻されるようです。
「どこかで、お会いしましたね?」という魅惑的な言葉の謎が最後まで残っていましたが、真実がわかったときには「そこであったんかい!」と突っ込まずにはいられませんでした。