あらすじ
「頼むから、やさしくさせろよ。そうさせてくれない女、おまえくらいだよ」 鎌倉で雑貨店トオチカを営む里葎子。過去の恋の傷から男性との関わりをさける彼女の前に、やり手のバイヤー・千正が現れて……。
※本書は、二○一三年四月、小社より刊行された単行本を文庫化したものです。小説屋sari-sari 二○一三年五月号に掲載された『ねこのいる庭』、二○一三年五月に配信された電子書籍『ねこは夜に恋をうたう』、およびアニメイトオリジナル特典として配布された『ウァジェトの目』を追加収録した文庫が底本です。
感情タグBEST3
匿名
リツコは神経質すぎて一緒にいたら疲れそうで、センショウは女にまめなくせにリツコにしつこく絡んでうんざりで、どちらもなんだかなぁ。と、いう感じでしたが。2人の本心がわかったら見方がガラッと変わってしまった。どちらも可愛い!すぐに読み返してみたくなりました。
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一言で言えば、大人の女性が読む少女漫画。
思わず「大当たり!」と言いたくなるくらいにドストライクな一冊。糖度の高い恋愛が好きな人にお勧めしたい。甘いだけではなく苦い部分もあるけれど、それが甘さをより引き立たせてる。
読み出したら止まらないので、家で一気に読むのがいいと思う。一気に読んでしまうのは、女性が好きそうな文体も理由のひとつかもしれない。
個人的に文体もお話もとても好きなので、他の本も読みたいと思った。
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なんというか、、こういうの待ってました!!って感じでした。ライトなんだけどちゃんとしてる、っていうか。すっごく読みやすいんだけど、目が離せない。最後までどどどって読める。
崎谷節!全開!崎谷さんのBLファンにはもちろん、崎谷さん読んだことない人にも全力でおすさめしたい恋愛小説です。
Posted by ブクログ
はるひ先生は以前から知っていたのですが、友人から一般文芸作品が文庫版で出ると聞いて購入。
テリトリーにズケズケ入ってくるくせに、いざ入ってきたら優しい千正と、過去のトラウマからイマイチ素直になれない里葎子の距離感とやり取りが微笑ましくてキュンキュンした(*^^*)
濡れ場はさすがはるひ先生、エロいですねw
一般文芸もっと読んでみたい!!
Posted by ブクログ
読み始めたら一気だった。
久しぶりに恋愛小説読んだなぁ。不倫とかなんとかドロドロしてないやつって、意外と無いからとても良かった。トラウマの原因はなかなかのものでしたが。しかしなぜだろう。千正のイケメンさが想像できない。料理の店の店長も。
Posted by ブクログ
恋愛に対して臆病になってしまった大人の恋物語。
トラウマになるのも納得の過去。
読んでいて息苦しくなるほど、しんどい。
どうするべきだったのか、私ならどうしたかとか考えたけど、良い答えは見つからず。
相手とかタイミングとか順番とか、そういったものの結果でしかないのかな。
人の心にずかずか土足で入ってくるようなタイプは私も好きではないですが、そんな彼じゃないと彼女の心は開けなかったのかもしれない。
嫌な奴だなぁと思っていたけど、だんだん見方が変わっていって。
彼目線で考えたら、ところどころ不憫な気もする。
大人の恋愛って面倒くさくて大変だけど、だからいいのかも。
Posted by ブクログ
久々に、好みの恋愛小説だった。
年齢層こそ大人だけれど、少女漫画のような展開。
こんなこと現実にはないって思いながら、それを楽しむ。
不器用で、鈍くて、遠くて近い二人。素敵でした。
Posted by ブクログ
他のレビューの方も書かれていましたが「大人の少女漫画」って感じ。
少女漫画でもなくレディコミでもなく…。
そして「じれじれ」「もだもだ」という単語が思い浮かぶ。
ある事から大きい男性、そして大きい声にトラウマを持つ里葏子。その理葏子にちょっかいを出す千正。
千正は里葏子に「思春期か」なんて言いうけれど、千正のちょっかいの出し方が思春期以前に小学生男子そのものなんだが。
比奈が2人を見ながら笑うのもわかる。
登場人物の中で1番達観してるのは比奈だと思う。
里葏子の周囲の人たちは暖かい人たちばかり。
久々にこういう恋愛小説も良いものですね。
私的に凄く気になるのか里葏子たちよりも「あの店」の店長だったりする。
何者だろう?彼。