【感想・ネタバレ】リモートチームでうまくいくのレビュー

あらすじ

オフィスに通勤しなくても働くことのできる「リモートワーク」。
企業に所属することで得られる安定と、自分の好きな場所で働く自由を両立できる新しいワークスタイルとして注目を集めている。

著者は、IT業界で「納品のない受託開発」という新しいビジネスモデル(前著『「納品」をなくせばうまくいく』参照)を創案、実践するなかから、一時期もてはやされた「テレワーク」や「在宅勤務」、外注の「クラウドソーシング」などの欠点を克服する、新しいマネジメント手法にたどり着く。それが、離れた場所にいる社員同士がチームで仕事をして成果を出す「リモートチーム」である。

本書は、著者の経営する企業でリモートワークを導入し、試行錯誤を重ねながら、社員のワーク・ライフ・バランスと、組織のパフォーマンス双方の向上を実現する「リモートチーム」をつくり上げる過程を描く。
「リモート飲み会」「リモート会議」「チャット」「論理出社、物理出社」「社長ラジオ」などの数々の取り組みは、ユニークであるだけでなく、社員間のコミュニケーションに対する鋭い問いかけを含み、あらゆる組織、チームのマネジメントと、個々人の働き方を考えるヒントとなる。

経営者、従業員を問わず、すべてのビジネスパーソン必読の一冊。

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Posted by ブクログ

新型コロナ以前の2015年の著作、というのが信じられないくらい、リモートワークについて本質的な指摘がたくさん。文中zoomが出てこないことで、そうか、これは2020年に書かれたものではないんだあ、と思う。

「セルフマネジメントができる人たちで構成されたチームを作り上げることでリモートチームは成立するのであって、その逆ではありません」

果たして自分はセルフマネジメントができているのか?できていないところが、浮き彫りになって冷や汗書いているなあ。

なぜかはっきりしないのだけど、この本読んでいるだけで元気が出てくる感じ。お気に入りの一冊になった。こういう働き方、チームを望んでいるのかもしれない。

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2020年11月20日

Posted by ブクログ

社内ベンチャーから初めて、コツコツと貯めたリモートワーキングのノウハウを惜しげもなく公開。場所に囚われない真のノマドワークがここにあると思う。

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2018年11月12日

Posted by ブクログ

リモートでの作業のメリット盛りだくさん。この本は多くの人(特に経営陣)に読んでもらいたい。デメリットもあるけれど、乗り越えるための方法はある。会社で働いていたら意識せずにできている「雑談」はたしかに重要そう。「会社で席についてさえいれば仕事をしていることになる」わけではなくなるので、確かに仕事の効率は上がるかも。

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2018年03月21日

Posted by ブクログ

数年後には当たり前の働き方の一つになっている(かもしれない)リモートワークに関する珠玉の知恵が満載!必見です!
田舎暮らしの長時間通勤の私には非常に刺激的です(^。^)

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2016年01月19日

Posted by ブクログ

会社の成長と共に築き育て上げてきた新しいワークスタイルであるリモートワークのソニックガーデンでの成功事例を紹介しています。

試行錯誤の過程で自社開発したRemottyというリモートワークに不足しがちな存在感と雑談にまで配慮したコミュニケーションツールやテレビ会議システムを利用したリするリモートワークの仕組みはとても良くデジタル化されています。

これぞまさしくソフトウェア開発ビジネスのデジタライゼーションとも言えますが、そこには管理・監視的なニュアンスは一寸たりとも無く信頼関係の熟成とチームワークの充実に焦点が当てられているところが素晴らしい。

これだけ良くできたデジタルな仕組みがあるにも関わらずリアルな合宿や家族旅行など人のぬくもりを忘れないところも著者の真骨頂です。これからの経営や働き方に大きな示唆を頂いた一冊でした。

昨年1月のJASIPA定期交流会(賀詞交換会)では著者の倉貫さんにご講演頂き、大好評を博しました。その事前打ち合わせをお願いしたときに、テレビ会議と水を向けられたのにも関わらずリアルに会社まで訪問したアナログオヤジは私です^^;

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2016年01月11日

Posted by ブクログ

リモートワークという手段から入るのではなく、マネジメントを考え抜いた先の1つの方法としてリモートワークがある。
そして課題を追求し、新しいワークスタイルとして確立していく。

流行りではなく、本当に有効な形としてのリモートワークを体現されていて、非常に納得感がある一冊です。

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2015年12月27日

Posted by ブクログ

2015年に書かれたリモートワークの本。
リモートワークの先駆け的なことを実践していて、
コロナ下でリモートワークが一般的になった今でも共感できるポイントばかり。
今までやってきたリモートワークの見直し的な感じになった。
リモートワークに慣れていない人とコミュニケーションを取るときは
この本に書いてあることを念頭に話そうと思う。

# 詳細
## リモートチームのための3つの原則
1. 仕事中の雑談を推奨する
2. ワークタイムを揃えて働く
3. 社員全員でリモートワーク

## 存在感と雑談
オフィスにあってリモートになかったものは「存在感」と「雑談」
リモートチームでこぼれ落ちやすいのは、働く人の感情を共有する時間
半年に一度、一泊二日の合宿をしている
合宿ではインターネット禁止で夜通し語り合うことにしている

## チーム
セルフマネジメントでができる人たちで構成されたチームを作り上げることでリモートチームは成立する
情報の格差と制限が社員の主体性を奪う
成果を個人の成果でなくチームの成果にする
相互に助け合うコミュニティのようなあり方

## その他
リモート飲み会→参加人数を4人程度までにする

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2021年12月27日

Posted by ブクログ

本書を読む前は、リモートワークでチームワークを発揮する環境・仕組みのイメージがなかった。

しかし、本書を読むことで、実体験に基づいたリモートチームの環境作り、マネジメント方法を学ぶことができる。

今後の働き方の標準となり得るリモートワークを検討している人に読んでもらいたい一冊です。

リモートチーム構築中にうまくいかない時に本書の内容を実践します。

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2020年09月01日

Posted by ブクログ

倉貫さんの2冊目。
ソニックガーデンのオフィスには何回かおじゃましていて、実際にリモートチームの様子の一端も見たことがあるけれど、その裏にある考えや歴史がわかって良かった。

ツールがどうこうというところだけでなく、チームとしての一体感を醸成することが必要。これは、文脈は違うけどほげほげショアでも一緒だと思う。

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2019年01月20日

Posted by ブクログ

フリーランスとして会社や場所に囚われずに自由に働くのとは違う、リモートチームに必要なことは、信頼関係とセルフマネジメント、チームワーク。
でも、これってリモートかどうかに関わらず、トップダウンではなく一人ひとりが自立した組織づくりの上ではとても大事なこと。

本書の中にもあったけど、リモートワークって表面上の状況として見えてきているだけで、仕事の在り方や、仕事の成果をどうはかるか、チームワークとは何か、仕事と暮らしのバランスをどう作っていくか、ということだなと思った。

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2018年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりにワクワクできる本でした。
自分たちで実践し試行錯誤して得た経験をベースにリモートチームとして働くノウハウを紹介している。ツールの活用法や日々の運用のノウハウだけではなく、マネージメントのあるべき姿を追求している。何か従業員のためだけリモートワークを推進しているだけではなく、無駄のない形を追求していく過程で最適な形がリモートチームであるのは興味深い。

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2016年07月18日

Posted by ブクログ

リモートを想定することで、チームに必要なエッセンスを抽出していくプロセスが興味深い良書。

・小さな成果の積み重ねによる信頼創造を、セルフマネジメントにより実現できる採用と育成が、リモートチーム成功のベース

・セルフマネジメントを醸成する自律性の一要素として、情報開示は重要


p.77:
よい仕事をしてくれる期待があり、その期待に応える。少しずつの成果の蓄積の結果が信頼。

p.79
タスクを分解し、一つずつに応えることで信頼を得る…30-60分単位

p.95
主体性のカギは情報格差

p.132
リモートの前提はセルフマネジメント

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2016年02月06日

Posted by ブクログ

働いているフリはできない
場所と時間にとらわれずオンオフできる
働く時間を小口化できる
リモートワーク可が売りになる
イノベーションは雑談から生まれる
リモート飲み会は四人まで
リモートワークは信頼が前提
頭のスイッチを切り変える朝会

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2020年10月09日

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