【感想・ネタバレ】A collection of love stories2 黒髪のマリアンヌのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

はるおかりのさんお得意の、最初は誤解があったけど、誤解がとけると一転甘い感じになる短編集です。最初の頃よりエロ部分が増えてて、でもそれがあんまりしつこくなくて、できれば短編じゃなくて、もっと長いお話でもよかったかなって思いました。

<黒髪のマリアンヌ>
悪魔に取り憑かれたあと、悪魔は祓われたけど痣を残されたマリアンヌと結婚した公爵ヴィクトルのお話。
お話としては普通な感じです。
悪魔に取り憑かれてたったのは、あんまり印象に残らなかったように思います。

<六番目の花嫁>
下町に捨てられていた女優のアリアが身代わりで嫁いだ公爵ロランのお話。「黒髪のマリアンヌ」はマリアンヌに異能がありましたけど、こっちはロランに異能があります。

身代わりっていうのは、最初からばれてましたけど、後半はアリアが実は貴族の出っていうことで、結婚には何の支障もなくなってたのは、ちょっと都合がよすぎるように思いました。

<ウサギ姫と緋色の誤算>
王女ディアと青年将校のオルランドのお話。
最初は見かけで誤解してましたけど、ディアがだんだんオルランドに心を開いていって、恋する乙女になってるのがかわいいです。

オルランド側の気持ちも間に書かれていて、ディアのことを気遣って我慢していたのが、ディアにとっては飽きられたと勘違いしてたり、なんかほほえましいお話でした。

<女神に捧げる青の恋愛詩>
余りの美貌で兄王によって神殿に閉じ込められていたエルヴィーラと隣国の王クロディオのお話。

最初は例にもれず、エルヴィーラの悪評を鵜呑みにしていて、ものすごく冷たい態度をとっていたクロディオでしたけど、その誤解がとけると、手のひらを返したようにエルヴィーラに優しい夫になってました。

エルヴィーラが自作自演の詩を作っているのは、私だったらひきそうですけど、クロディオはそれを認めてたりして、ちょっとバカップルっぽいです。
この本の中で一番いちゃいちゃしてるように思いました。

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2012年09月05日

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