あらすじ
石占い師の明霞は、ひょんなことから皇族の青年・無憂と出会った。ある大事件を経て、彼の邸で暮らすことになったのだが、明霞を“婚約者”として扱う無憂に、戸惑っていた。確かに無憂に惹かれてはいるが、明霞は婚約者ではなく、単なる居候なのだ。そんなある日、凌波という少女が現れる。美しく、しかも皇后陛下の姪だという凌波は、無憂と結婚したいと言い出した! 明霞、どうする!?
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Posted by ブクログ
前巻で、皇族の無憂と訳が分からないまま結婚させられた明霞ですが、その結婚の裏が、実は自分の父が過去に荷担していた謀反の計画にあったことが分かり、素直に無憂の気持ちを受け入れることができない明霞。
自分の父のせいで、好きな人が父親を殺さないといけない状態になっていたことを知って、ためらうのは分かりますけど、無憂はそれも含めて、明霞と再度結婚したいと言ってくれているんだから、素直になればいいのに・・・と、ちょっとイラッとしました。
無憂と結婚したいって押しかけてきた凌波の猛烈アピールに嫉妬するし、凌波と敬祖の仲が気になってあとつけたりするんだから、自分の気持ちは分かっているように思うんですけどねぇ。
それに比べて、凌波はかっこいいです。確かにお嬢様育ちで悪い男に騙されてしまいましたけど、そのふっきり方もなかなかいい味を出していて、途中から耿とくっつけばいい感じになるんでは?って思ってたら、ほんとに最後に耿にアピールし出したんで、次巻はこっちも進展具合の方が気になるかも。
明霞と無憂は、お互い好きなんだから、ちゃっちゃとくっついて欲しいですね。