【感想・ネタバレ】天賀井さんは案外ふつう 1巻のレビュー

あらすじ

【「スパイラル ~推理の絆~」の城平京×水野英多、待望の最新作!!】
「私が転校することになったのは…えっと実家で兄が座敷牢に入っているからです」。かつて二匹の化け物が住んでいた伝説が残る常伊市。天賀井悠子が転校してきた理由は、今も座敷牢に入る兄のため十年前に起きた撲殺事件の真相を究明するためだった。事件には二匹の化け物の遺物が関与しており、思いもがけぬ偶然から真木正輝という少年の協力を得ることになった。
(C)2016 Kyo Shirodaira (C)2016 Eita Mizuno

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり城平京先生の作品は面白い!!

読む前は撲殺事件とか座敷牢とか聞いていたから純粋なミステリっぽい作品かなと思っていたら、バランバランとかタタイタタイとかよく判らない化け物が実在したとか会話しているし、タイトルで「ふつう」とか言われてるはずの天賀井さんはスカートの中から翼竜の化石を出現させるしで第一話からカオス!
ならミステリにファンタジー要素が入り組んでいるのかと思ったら、天賀井さんのアニキ登場で最早この作品で先の展開を予想するのは無駄だと悟りました(笑)
いや~、流石にロボは反則だって!あのページを見た瞬間に声を上げて笑ってしまったよ。

ミステリ要素の方は撲殺事件という割に被害者も加害者(候補)もマトモじゃないからあまり血生臭くないのは読みやすくていいかも。真木が指摘したように封印された記憶は「開けたら取り返しの付かない」ものであるのかな?スパイラル並みの「希望」だったらそれはそれでドン引きだが。

ただ、原作者の城平京先生はコメディを目指してるとか。確かに笑えるシーンは多いけど、それ以上にコメディとは別種のカオスが混じりすぎてるって!
城平☓水野ペアというスパイラル~推理の絆~が大好きな人間としては、二人が再び組んで作っているというのも嬉しいし、これからどんな展開になっていくのか非常に楽しみだ!

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2016年01月31日

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