あらすじ
ローレンは、アンドレア王子との婚礼を前に、離宮でアンドレアとアンドレアのいとこであるアメリアと休養を過ごすことになる。ところが、その夜から寝室を訪れるアンドレアは人が変わったようにローレンを魔女だと罵り、凌辱し始めるが!
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嫉妬の呪いを打ち破れ
面白かったです。『囚われの薔薇姫と孤高の黒王子』の続編ですが、これだけでも十分に楽しめる作品でした。歌姫ローレンはピアノがきっかけで王子アンドレアと愛し合っていましたが、そんな二人の仲をひきさく悪だくみが行われたのです。悪だくみとは、陰謀でも策略でもなく、魔法使いによる呪いでした。呪いを解く鍵は何? おとぎ話風のストーリー展開にエッチシーンが交わり、ハラハラドキドキします。
単体でも十分面白い
「囚われの薔薇姫と孤高の黒王子」の続編だそうですが、この作品だけでも十分面白かったです。読み終わった後、前作が気になり囚われの薔薇姫の方も購入してしまいました。とても面白かったです。夏休みの宿題に読書感想文が出ていたので、この作品にしたいと思います。
濡れ場にそそられました
前作を知っていたため気になったので読んでみました。
前作がきれいなハッピーエンドで終わったため、今回はどう来るのかと思ってみたら、魔法使いによる呪い……前作はそういう世界観ではなかったので設定に少し違和感を覚えましたが、普段優しいアンドレアが夜になると凌辱してくる流れはそそられました!
続編とはいえ、前作を知っている必要は特になく、むしろ何も知らない方がのめり込めるような気がしますね。濡れ場が良いので、描写重視の方にお勧めです。
ロマンチックなお話で……
中世の雰囲気漂う作りが好印象でした。表紙も華やかだし、なによりアンドレアとローレンの濡れ場は甘く、ロマンチック。少し上からなアンドレアの行為が、読者からすればドキッと来るものがあるし、またローレンが快楽に溺れていくさまはそそられてしまいます。
媚薬を使われたらどんな気分になってしまうのだろう……そう考えると、恐ろしい反面、嬉しさが沸き立つのは私が淫らなせいでしょうか……。
読みやすく、エロシーン多し
前作を読んでいたのと、あらすじに惹かれて購入しました。
文章は読みやすく、ラブシーンも多いので、軽めの話とエロを求めている人にはお勧めします。
ただ、前作もそうなのですが、あまりにあっさりとしているというか…σ(^_^;)
それがこの作者の個性なのかもしれませんが、人物描写が薄いので、せっかくの「呪い」という面白い設定が活かされてなくて、もったいないというか、物足りないというか…。
ネタバレになりますが、主人公カップルに呪いをかけた当の本人がほとんど登場しないため、彼女のアンドレアへの想いや、ローレンに対する憎しみが、まるで伝わってきません。
どうして、彼女を慕う従者を利用してまで呪う必要があるのか…まるで理解できないため、面白さが半減してしまいました。
舞台じたいが架空の国なので、その分、深い人間模様が描かれていないと、読み終えたあと、何の感動も残りません。
でも、アンドレアとローレンの甘々な関係はきちんと描かれているので、TL小説としては、それでいいのかも……。
単に好みの問題なのかもしれませんが、内容に対して価格が高いな、と感じました。